PCゲームの保存先はどこ?HDDとSSDどっちにすべきか解説!
この記事の目次
PCゲームの保存先はどこにすべきなのか?HDDとSSDの選び方についても解説します。
PCゲームの保存先をどこにすべきか悩んでいる方向けに、HDDとSSDの違いや選び方について詳しくご紹介します。
最後にはおすすめの商品もご紹介しているので、これからパソコンでゲームをもっと楽しみたいと考えているようであれば、ぜひ参考にしてください!
PCゲームの保存先はどこ?保存先の変更を行う
PCゲームを快適にプレイするためには、十分なストレージが必要です。ゲームをインストールするための主要なファイルやアップデート、セーブデータといったゲームに関するデータは、全てストレージに保存されます。
PCゲームの保存先として一般的に推奨されているのは「SSD(ソリッドステートドライブ)」や「HDD(ハードディスクドライブ)」と呼ばれるストレージです。今回この記事では、SSDとHDDの違いや選び方について詳しく解説していきます。
まずはPCゲームの保存先を確認するところから始めましょう。保存先の変更を行う方法についても解説します。
PCに内蔵されているSSDやHDDを確認する方法
お手持ちのPCに、SSDやHDDが内蔵されているかどうかを確認しましょう。内蔵されていない、もしくはされていてもストレージ容量が少ないようであれば、この記事を参考にPCゲームの保存先を新たに取り入れることを検討してください。
Windowsの場合
スタートメニューをクリックし、「エクスプローラー」を開きます。左側のメニューから「このPC」を選択しましょう。ここで接続されているすべてのドライブが表示されます。詳細な情報を確認するには「ディスク管理」を開きます。スタートメニューを右クリックしたら、「ディスク管理」を選択。ここでSSDかHDDかといった、内蔵されているすべてのドライブが確認できます。
macOSの場合
「Finder」をクリックし「アプリケーション」から「ユーティリティ」を選択。「ユーティリティ」フォルダ内の「システム情報」を開きましょう。「ハードウェア」から「ストレージ」を選ぶと、内蔵されているドライブの情報が確認できます。
SteamでPCゲームの保存先を変更する方法
最も有名なオンラインゲームのプラットフォームである「Steam」を見本に、PCゲームのデータの保存先を変更する方法についてご紹介します。
Steamを起動したら、画面右上にある「Steam」メニューから「設定」をクリックします。「ダウンロード」を選び、「STEAMライブラリフォルダ」をクリックしましょう。「ライブラリフォルダを追加」ボタンをクリックして、ゲームを保存したいドライブを選択します。
※ここではSteamを例に挙げていますが、他のプラットフォームでもゲームをダウンロードする過程で保存先を問われることがあるため、保存したいストレージを選ぶようにしましょう。特に指定がなければ、デフォルトでCドライブに保存されることが多いです。HDDやSSDを取り付けたら、追加のストレージとして機能する「Dドライブ」を選ぶことでデータが保存されます
HDDとSSDの特徴や違いについて
HDDとSSDの特徴や違いについて解説します。
HDDとは
HDDとは磁気ディスクを高速で回転させて、ディスク表面にデータを磁気的に記録するものです。大容量のモデルが豊富に揃っており、SSDに比べて安価で手に入るメリットがあります。
その一方でSSDに比べると読み書きの速度が低速であるというデメリットを抱えています。ディスク特有の回転する仕様から音が気になることがあるほか、振動や衝撃に弱く、読み書きを繰り返すことで寿命が短くなる可能性を視野に入れておかなければなりません。
SSDとは
SSDとは半導体メモリを使用してデータを保存するものです。 HDDに比べると圧倒的に読み書きが高速で、物理的な可動部品がないことから音が静かであるというメリットがあります。読み書きを繰り返しても傷みが少なく済むほか、振動や衝撃に強い特徴があります。
デメリットは、HDDに比べると価格が高価になりがちな点です。
これらの特徴や違いを踏まえた上で、次の項目では更にどちらを選ぶべきかについて、詳しく解説していきます。
HDDとSSDの選び方のポイント
HDDとSSDどちらを選べばいいのか?選び方のポイントについて解説します。
ゲームタイトルで選ぶ
PCゲームの多くは、十分なストレージ量とローディングの頻度や時間が決め手となります。それらの条件が満たせるストレージとなれば、大半のゲームタイトルがSSD向きと言えます。しかしSSDは価格が高価ということもあり、できればHDDで済ませたいと考える方もいるはずです。そんな場合は、タイトルで使い分けられるようにしましょう。
パズルゲームやシミュレーションゲームといったローディング頻度が少ないゲーム、2Dグラフィックなどのロード時間が重要視されないゲームであれば、HDDでもプレイ可能です。
読み書きする速度を確認
PCゲーム用に保存先を用意する場合、読み書きする速度が重要視されます。一般的なSSDの読み書き速度はSATA接続で450MB/s〜550MB/s、NVMe接続で3,000MB/s〜3,500MB/s以上です。これは1秒あたりにつき何MBのローディングが可能であるかを示しています。
一方でHDDの読み書き速度は100MB/s~200MB/s程度が目安なので、その差は歴然です。
ちなみにSATA接続とNVMe接続の違いは性能や特徴にあり、NVMe接続の方がより転送速度が速く価格も高価です。
耐久性や寿命
ゲームのデータを安全に保管するためには、耐久性や寿命もチェックしておきたいところ。HDDはディスクを回転させてデータの読み書きを行うため、ディスクの回転数に伴い劣化します。平均寿命は3~5年が目安です。
SSDはフラッシュメモリにデータを書き込む度に、寿命が少しずつ短くなります。平均寿命は5年以上で、HDDに比べると長持ちします。
いずれのストレージを選んだ場合にも言えることですが、寿命を延ばすには使用環境を整えておくことが重要です。高温多湿な環境は避けるようにして、あまり衝撃を与えないようにしましょう。定期的なメンテナンスとしてエラーチェックを行い、データが破損した場合に備えてマメにバックアップを取っておくことも大切です。
外部からの衝撃から守るには
どちらのストレージを導入しても物理的な衝撃は極力与えないよう使っていくことが重要ですが、PCを持ち運ぶ機会がある場合は、外部衝撃に比較的強い「SSD」を選んでおくことをおすすめします。
外付けタイプか内蔵タイプか
ストレージを選ぶ際に、外付けタイプか内蔵タイプかを選ぶ必要があります。
外付けストレージは購入後、PCのUSBポートに挿し込むだけですぐに使い始めることができます。内蔵ストレージが故障してもデータが失われるリスクを軽減できるのも魅力です。ただしポートを占領してしまうほか、内蔵ストレージに比べると転送速度が遅くなることがあります。
内蔵ストレージはPC内に組み込むのでPCまわりがスッキリするのはもちろん、転送速度が外付けタイプに比べると速いというメリットがあります。一方で購入したらPCを開けてストレージを交換する手間があるほか、対応するストレージのサイズなどがマザーボードによって異なるなど、選ぶのが難しいデメリットがあります。
どちらにすべきかは好みや状況によりますが、初心者でこれからカスタマイズPCを買うようであれば、内蔵ストレージを選んで中に組み込む。既にPCがあり、ストレージのみを増やしたいようであれば、外付けストレージを選んでおくと失敗がありません。
PCゲームの保存先におすすめのストレージをご紹介
PCゲームの保存先におすすめのストレージをご紹介します。ここでは手軽な外付けストレージをご紹介するので、購入の際は検討してみてください!
ロジテック SSD 1TB LMD-SPBH100U3BK
読込速度1000MB/秒のSSDストレージです。USBメモリー型になっており、ポートに挿し込んでもコンパクトに収まるのが嬉しいポイント!容量は1TBで価格は税込12,980円と、PCゲームのデータの保存先として、初めて購入する際にぴったりなバランスのいいモデルです。
SanDisk SSD 1TB SDSSDE81-1T00-GH25
読込速度が最大2000MB/秒のSSDストレージです。ローディングの頻度が多いことから、とにかくスムーズな動作を求めるのであればこちらがおすすめ。防滴防塵仕様で、メーカーから5年保証もついているので、持ち歩く機会がある場合にも適しています。1TBで税込26,576円、2TBで税込41,909円、4TBは税込65,980円と容量にラインナップがあるため、必要に応じて選ぶことができます。
まとめ
今回はPCゲームの保存先はどこにすべきなのかについて解説しました!
今後もゲームに関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!