【初心者】ゲーミングPCを買ったらやること5選
この記事の目次
ゲーミングPCを買ったらやることについて5項目ご紹介します。
ゲーミングPCを買ったらやることを、まずは確認しておくことで快適にゲームプレイが進められます。購入してから日が経ち、既に使い心地が合わず落ち着かない場合にも参考にしてください。
また、購入したら入れておきたいソフトについてもご紹介しているのでチェックしてみてはいかがでしょう!
ゲーミングPCとは
ゲーミングPCとは、ゲームをプレイするために高性能な機能を備えたPCのことを指します。高性能のグラフィックボードや高速処理が可能なCPUが組まれるなど、普通のPCよりもハイスペックである場合が多いのが特徴です。「ゲーミングPC」と名がついていることから、ゲーム専用のPCかと思いがちですが、通常のPCと同様にインターネットやアプリケーションを一通り使用することができます。
動画編集やデザイン制作など、負荷がかかりがちな作業を行う場合にもハイスペックなゲーミングPCが役立つので、最近はゲーム以外の目的でも購入する人が増えているほどです。
そんなゲーミングPCですが、「せっかく買ったけど使い心地が合わない」なんてこともあるでしょう。そんな時は、設定を見直すと使いやすくなるかもしれません。ゲーミングPCには、“買ったらやること”が存在すると言っていいほど、先にやっておきたい初期設定がいくつかあります。
あまりにも使い心地が合わない場合は買取してもらって他のモデルに買い直すこともできますが、まずは設定の見直しをしておきましょう。
早速次の項目からは、ゲーミングPCを買ったらやることについて5項目をご紹介します!
ゲーミングPCを買ったらやること5選
ゲーミングPCを買ったらやることを5項目ご紹介。
Windows11の初期設定
まずはWindows11の初期設定から始めましょう。この作業ではMicrosoftアカウント・パスワードなどの設定などを行うため、買ったらやることの中では必ず通る過程です。基本的に画面に出てきた項目に沿って入力を進めていきます。途中、スキップする項目が複数出てきますが、いずれも後から設定可能なので安心してください。
ゲーミングPCの電源を入れて起動したら、お住まいの国や地域を選択しましょう。キーボード入力方式を確認して「はい」を押します。(基本はMicrosoft IME)キーボードレイアウトの追加項目がなければスキップし、ネットワークに接続します。LANケーブルと繋ぐ有線接続と無線接続がありますが、ゲームの場合は遅延を防ぐために基本的には有線接続をおすすめします。
有線接続の方法
ネットワーク機器(ルーターなど)とゲーミングPCをLANケーブルで接続しましょう。LANコネクタの位置は製品により異なるため、差し口を探してみてください。
無線接続の方法
ネットワーク機器のネットワーク名(SSID)とパスワード(暗号化キー)を確認して入力を行う。もしくはルーターのボタンを長押しすることで接続できる場合もあります。製品により方法が異なるので説明書をご確認ください。
デバイスの名前について、決まっているようであれば入力を。決めていなければ「今はスキップ」に進みましょう。ライセンス契約を確認し「同意」をクリック。
Microsoftエクスペリエンスのロック解除項目で「サインイン」を押してください。ここでMicrosoftアカウントがあればメールアドレスを入力して「次へ」を。なければ新しくサインアップ(登録)をしてください。パスワードを入力して「サインイン」へ進みましょう。
※アカウント名に日本語が含まれると、ソフトがインストールできない、起動できない症状が稀に発生することがあります
「新しいPCとしてセットアップする」を選ぶ。もしくは、以前使用していたPCのデータを引き継ぐ場合は「このPCから復元する」を押してください。PINのセットアップを行い、デバイスのプライバシー設定の選択項目を選び「次へ」。
「セキュリティ対策」「エクスペリエンスのカスタマイズ」「PCから電話を使用」「PC Game Pass」はここでは一旦スキップして問題ありません。更新プログラムの確認を待ち、デスクトップ画面が立ち上がればWindows11の初期設定は完了です。
モニターの設定
モニターのリフレッシュレート(Hz)の設定を行います。リフレッシュレートとは、モニターの画面が切り替わる頻度のことを指します。切り替わり頻度が多いほど画面がなめらかに見えるという点において、パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
例えばFPS・TPSのような、一瞬の隙で勝敗が決まってしまうようなゲームジャンルであれば、画面がカクついて見えている間に負けてしまう可能性があります。そのため、初期設定の段階ではリフレッシュレートは自分のモニターの出せる最大の値にしておきましょう。(※ゲームジャンルによっては、数値を下げることで容量が圧迫されることなくスムーズに再生できることもあるので、プレイを進めていく中で調整してください)
デスクトップで右クリックを行い「ディスプレイ設定」を選択。「ディスプレイ」→「ディスプレイ詳細」に進み、リフレッシュレートのところにある数値を、自分が持っているモニターが出せる最大の値に切り替えてください。(※PCに大きな数値を出せるスペックがあっても、モニターの数値に干渉します)
GPUの設定
GPUとは、モニターに映像を映し出すパーツのことで、グラフィックボードの性能を決めます。この性能を引き出すことで、ゲームの画質や処理速度を上げて、高いフレームレート(なめらかさ)が出せます。GPUはメーカーにより操作が異なりますが、ここでは人気があるNVIDIAの製品を見本に設定方法をご紹介します。
パフォーマンスを最大に発揮する
電源をフルパワーにすることで最大パフォーマンスを発揮する設定を行います。この設定では消費電力が大きくなるため、軽めのゲームをプレイする際には設定を標準に戻しておく。もしくは、そういったゲームのみをプレイするようであればこの設定は省いてもいいでしょう。
デスクトップで右クリックし、NVIDIAコントロールパネルを開きます。「3D設定の管理」を開いて、「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に変更します。
GPUスケジューリング機能
CPUが行っている処理の一部をグラフィックボードで行うことにより、CPUの負荷を低減したり、遅延の改善が見込める機能を設定します。この設定では、既に高性能なPCを使用している場合は、CPUもグラフィックボードもあまり変化が感じられない場合もあります。
デスクトップで右クリック、「ディスプレイ設定」をクリック。「グラフィックの設定」から[ハードウェア アクセラレータによるGPUスケジューリング]と記載のあるバーを有効にし、ゲーミングPCを再起動すれば完了です。
固定キー機能の解除
固定キー機能が設定されていると、ゲームのプレイ中に何度も「固定キーを有効にしますか?」と聞いてきて、プレイの邪魔になってしまうことがあります。ゲーミングPCをゲーム用途で使う場合は、その機能を解除しておくことをおすすめします。※ショートカットキーの利用で、ある日突然この機能がオンになることがあります。その際はまた解除しましょう
画面下のスタートボタンを右クリック。 スタートメニューから「設定」を開き、「アクセシビリティ」の「キーボード」へ進むと[固定キー機能]の項目が出てくるので、バーをオフに切り替えておきましょう。
不要なソフトのアンインストール
ゲーミングPCには標準搭載されている不要なソフトが存在します。必ずしも入っているとは限りませんが、入っていることを確認したら、アンインストールしておくと少し容量を軽くすることが可能。買ったらやることのひとつとして取り入れておきたい作業です。
不要なソフトを一覧で記載していますが、人によっては必要になる(使いたいと思う可能性がある)ため、どのようなソフトなのか検索を行い、内容を確認した上で削除するかどうかを決めてください。
アンインストールの方法
画面下のスタートボタンを右クリックして、スタートメニューから「設定」に進み、「アプリ」を開きます。「アプリと機能」のところにある入力欄にセキュリティソフト名を入力し、「アンインストール」をクリック。アンインストール画面が出てくるので、「全てのユーザーデータを削除する」を選択したらアンインストールが始まります。
不要なソフト一覧
- セキュリティソフト:Windows Defender(標準搭載)のみで十分であり、他のセキュリティソフトは不要という考え方が浸透しつつあります(マカフィー・ノートン)
- 動画のストリーミングアプリ:ブラウザで使用したり、必要なものだけを残しておくのもいいでしょう(Amazon Prime Video・Disney+)
- SNSアプリ:ブラウザで使用可能。よく使うものだけでOK(Facebook・Instagram・LinkedIn・TikTok)
- 動画編集アプリ:必要なものだけを残しましょう(Camo Studio・Microsoft Clipchamp)
- メール・チャットアプリ:よく使うものだけでOK(WhatsApp・Messenger・Outlook・Outlook(new))
- Cortana:Microsoft社の音声アシスタントアプリ
- ESPN:日本語非対応の海外プロスポーツ番組
- Microsoft 365:オンライン版Officeにアクセスできるアプリ。Officeソフトがインストールされていれば不要です
- Microsoft Teams:Microsoft社のビジネスチャットツール
- Microsoft To Do:Microsoft社のやるべきことをまとめるアプリ
- Mixed Reality ポータル:専用ゴーグルを接続してVRを楽しむためのアプリ
- OneNote:Microsoft社のクラウドノートサービスアプリ。「OneNote for Windows 10」は旧バージョンにあたります。両方アンインストール、もしくはOneNoteだけ残すのも良し
- People:連絡先管理アプリ
- Skype:電話・ビデオ電話・チャットアプリ。LINEやZOOMを使用している場合は不要
- Spotify:音楽ストリーミングアプリ
買ったばかりのPCにまつわる注意点[故障・返品について]
ゲーミングPCを買ったらやることについて、ここまでご紹介してきましたが、何よりまずは手元にPCがきた時点ですぐに開封することが大切です。いざ起動させようとしたところ、不具合が見つかった場合は、初期不良として新しい製品に交換をしてもらうなどの対処が必要になります。
しかしその初期不良も交換が可能な期間は、店舗であれば購入日から、通販であれば手元に届いてから約8日以内に限る場合がほとんどです。決められた日を過ぎると対処してもらえない可能性が高いので、必ず早い段階で開封して、ある程度は起動し使用しておくことをおすすめします。
また、BTOパソコン(受注生産品)は特性上、初期不良を除いて返品対応を受け付けていないメーカーがほとんどです。注文の際は、ミスのないようよく確認を行い購入するよう心がけましょう!
ゲーミングPCを買ったら入れるソフト4選
ゲーミングPCを買ったら入れるべきおすすめのソフトを4種類ご紹介します。買ったらやることを済ませたら、必要なソフトもダウンロードしておきましょう!
Steam
Steam(スチーム)は、PCゲームをプレイするならこちらを入れておけば間違いないと言えるほど、世界的に人気があるPCゲームプラットフォームです。PCによっては元からSteamのアプリが入っていることもありますが、入っていなければダウンロードしましょう。ログイン無料で始められます。
☆こちらもチェック
Discord
Discord(ディスコード)はボイスチャットをしながらゲームプレイをする時に使うソフトです。通話の呼び出しが不要ですぐに会話ができ、遅延も少なくゲーマーの間で好まれています。日本含め世界各国で使われており、月間アクティブユーザーは1億5000万人を超えます。
ゲーミングデバイス用ソフトウェア
使用しているマウスやキーボード用のソフトウェアが存在します。このソフトをダウンロードしておくと、キーボードのキーを割り当てたり、マウスによってはDPI(解像度)が変更できるなどゲームプレイが快適になる細かな設定が可能になります。ほとんどのマウスやキーボードにソフトが用意されているので、検索してみてください。
GoogleChrome
GoogleChrome(グーグルクローム)は誰もが知るであろう、ウェブブラウザです。WindowsはMicrosoft社が開発していることから、Microsoft Edgeがインストールされている状態です。ゲームのことに関する検索など、ちょっとした検索機能として使いやすさを求めるなら、入れておきたいところです。
まとめ
今回は、ゲーミングPCを買ったらやることについて5項目を紹介しました。
ゲーミングPCは、先にやっておきたい初期設定をいくつかありますので、このコラムで紹介したゲーミングPCを買ったらやること参考に、より快適にゲームをプレイしてみてください!