PS5で120Hzを出力する方法まとめ
この記事の目次
PS5で120Hzを出力する方法についてまとめました。
PS5で120Hzを出力して、より滑らかな映像でゲームプレイがしたい。ゲームの世界への没入感を高めたい。そんな考えがある方向けに、設定の方法をはじめ、高リフレッシュレートが出ない時に考えられる原因と対処法などについても解説します。
また、最後にはおすすめモニターもご紹介しているので、プレイ環境の質を上げたい時の参考にしてください!
PS5におけるリフレッシュレートとは?
PS5におけるリフレッシュレートとは、重要な数値を表わすものです。1秒間に画面が何回書き換えられるかを数値化したもののことを指し、この数値が高くなるほど、より滑らかな映像表現が可能になります。
リフレッシュレートをイメージするものとして、よくパラパラ漫画が例に挙げられます。これはページ数が多くなるほどめくった時に動作が滑らかに見えるのと同じで、リフレッシュレートの数値が低いと映像がカクついて見えてしまうところを、数値が高く(多く)なるほどヌルヌルとスムーズに動いて見えるのが特徴です。
映像が滑らかであるとクリアな映像を楽しむことができ、ゲームの世界に没入しやすくなります。その上、瞬時の判断が必要になるアクションゲームでは重要なシーンを逃すことなく反応できる可能性があるため、より直感的な操作が可能になるでしょう。1枚の画像が表示される時間が短くなると残像感が少なくなり、映像が見やすくなります。
PS5では通常60Hzで表示されている場合が多いですが、いくつか条件が揃うことで最大値である120Hzもの映像出力が可能です。ではこの120Hzのグラフィック性能を引き出すにはどうすればいいのか?
早速次の項目では、ご自身のゲームプレイ環境が高リフレッシュレートの映像出力ができる状態であるかどうかについて、確認する方法をご紹介します。
120Hzを出力できるかどうかの確認方法
ご自身が今持っているPS5やモニターといった環境で、リフレッシュレートの最大値である120Hzを出力できるかどうかを確認する方法をご紹介。
モニター
まずはPS5で使用しているモニターが、リフレッシュレート120Hz以上の出力に対応しているかどうかを確認しましょう。確認方法は、モニターに付属していた取扱説明書を見る。もしくは、ネットでモニターの製品型番を検索して、製品ページで確認を行いましょう。多くのモニターが75Hzまでしか対応しておらず、モニター側に必要な数値が備わっていなければ、高リフレッシュレートの映像出力はできません。
HDMIケーブル
HDMIケーブルの規格が「HDMI 2.1」に対応していれば、120Hzの信号を伝送することができます。PS5本体を購入した時に同梱しているHDMIケーブルは2.1の製品なので、付属しているものであれば、リフレッシュレート120Hzの映像出力が可能です。
新たに追加購入したものについては、最大帯域幅が「48Gbps」と記載されていれば、HDMI 2.1に対応しています。「High Speed with Ethernet」や「Ultra High Speed」などの表記があるものに関しても対応している可能性があります。
ゲームソフト
PS5全てのゲームソフトがリフレッシュレート120Hzの映像出力に対応しているわけではありません。遊ぶゲームソフトが対応しているかどうか、パッケージやネットで情報を確認しましょう。
120Hzの映像出力に対応しているタイトルの例:Apex Legends、ストリートファイター6、フォートナイト、Marvel’s Spider-Manシリーズなど
PS5で120Hzを出力する設定の方法
PS5で120Hzを出力する設定の方法をご紹介。PS5で120Hzを出力するには、環境が揃っていることに加え、設定も行う必要があります。
PS5本体の設定
PS5のホーム画面「設定」から、「セーブデータとアプリ/アプリ設定」を選びます。「パフォーマンスと画質優先」から「パフォーマンス優先」を選びましょう。
続けてホーム画面に戻り、再び「設定」から、「スクリーンとビデオ」に進みます。「120Hz出力を有効にする」の「自動」を選んだらPS5本体の設定は完了です。
ゲームソフトの設定
120Hzの映像出力が可能なゲームソフト側でも設定を行いましょう。こちらはソフトにより設定方法がやや異なります。ソフトを立ちあげたら、ソフトのグラフィック設定画面にある「120Hzリフレッシュレート」と書かれた項目を開いて設定を行ってください。
出力できているかどうかの確認
PS5で実際に120Hzの映像出力ができているかどうかについて、一部のゲームではメニュー画面にリフレッシュレートが表示される場合があります。また、設定前の60Hzに比べると、120Hzになったことで映像の滑らかさに明らかな違いを感じるでしょう。一度ゲームのプレイ映像を操作して確かめてみてください。
120Hzが出ない原因とは?
PS5本体、モニターと条件が揃ったアイテムでゲーム環境を整えたはずが、120Hzが出ない。こんな場合に考えられる原因をご紹介します。見落としがないかどうか、ひとつずつ確認してください。
PS5の設定
PS5の設定において、セーブデータとアプリ設定が「パフォーマンス優先」モードになっているかどうか、120Hz出力を有効にする項目が「自動」になっているかどうかを再度確認しましょう。
ゲームのアップデート
120Hzでプレイしたいゲームがアップデートできているかどうかを確認しておきましょう。プレイしたいゲームを選択した状態で、コントローラー右上にあるオプションボタンを押します。アップデートがある場合は、画面の指示に従ってアップデートを開始してください。
周辺機器と干渉していないかどうか
周辺機器との干渉が原因で、120Hzが出ないケースがあります。干渉している可能性がある機器を外してみましょう。USBハブ・HDMIハブ・AVレシーバー・ネットワーク機器(ネットワークアダプターや無線LANアダプター)などが、PS5の動作に干渉する場合があります。
使用しなければまとめて外してしまうのもいいですが、一つずつ周辺機器の接続を外して、120Hzが出るかどうかを確認していきましょう。原因となる機器を特定できます。ハブ類に接続している機器の数を減らしていくのも手です。
ケーブルの長さ
HDMIケーブルが長すぎると、信号の劣化が起こることがあります。推奨される長さは3m以下のため、3m以内に収められる長さのものを選ぶことをおすすめします。ちなみに、PS5に同梱していたHDMIケーブルの長さは約1.5m、SONYライセンス商品として販売されているHORI(ホリ)のHDMIケーブルは最大2mなので、これらの製品は推奨の長さの範囲内です。
電磁波の影響
電子レンジや無線LANルーターなどの電磁波が、映像出力に影響を与えている可能性も考えられます。電子レンジがある位置からPS5を離して置く。または無線LANルーターのチャンネルを変更することで、他の電波との干渉を減らせます。無線LANルーターのチャンネルを変更するには、ルーターの管理画面にアクセスして、2.4GHzか5GHzの周波数帯域を選択しましょう。
シールド付きのHDMIケーブルを使用することも効果的です。高品質なシールド付きHDMIケーブルであれば、外部からのノイズを遮断する効果に期待できるでしょう。
120Hzが出せるおすすめモニター3選!
PS5で120Hzが出せるおすすめモニターを3種類ご紹介。
LG UltraGear 24GS60F-B
最大リフレッシュレート180Hzを持つ、LGのゲーミングモニターです。滑らかで遅延の少ない映像体験ができるのはもちろん、1msという非常に短い応答速度により、動きの速いシーンでも残像感が少なくクリアな映像でゲームプレイが楽しめます。高性能でありながら、23.8インチが税込25,000円台と比較的手頃な価格で購入できるコスパの良さも魅力です。
Pixio PX248 Wave White
Pixioから展開されているゲーミングモニターです。最大リフレッシュレートが200Hzと非常に高く、高速なゲームプレイに適したスペックを備えています。PS5では滑らかで遅延の少ない映像を楽しむことができるでしょう。ホワイトをはじめ、パステルカラーなど、ボディのカラー展開が多いことで知られるシリーズです。
BenQ MOBIUZ EX2510S
ベンキュージャパンから発売されているゲーミングモニターです。リフレッシュレート165Hzと十分な数値を確保したモデルで、滑らかな映像表現を実現。HDRに対応しているため、より広範囲な色域と高いコントラスト比で、リアルな映像表現が楽しめます。明瞭さや色効果が向上した「HDRi」技術を搭載しているモデルです。
まとめ
今回はPS5で120Hzを出力する方法についてまとめました!
今後もゲームに関するコラムを更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!