アクスタの色褪せや黄ばみの落とし方まとめ
この記事の目次
アクスタの色褪せや黄ばみの落とし方についてまとめました。
アクスタを久しぶりに見ると色褪せや黄ばみが出ており、困っているという方向けに、原因をはじめ元に戻す方法についても解説しています。
対策方法や、アクリル素材に行ってはいない注意点などについても触れています。大切なコレクションをこれからも守っていきたいと考えている方は、この記事を参考にしてください!
アクスタが色褪せたり黄ばむ原因とは?
アクスタが色褪せたり黄ばむのはなぜなのか?まずは原因をチェックしておきましょう。
紫外線による影響
アクスタはアクリル樹脂でできており、直射日光を浴びると紫外線による影響として、色褪せなどの日焼けや黄変(黄ばみ)が起こります。
手で触ることによる汚れの影響
アクスタの色褪せや黄ばみなどの原因のひとつとして、手で触ったことによる油汚れの影響が考えられます。「ちょっと手で触ったくらいでまさか」と思うかもしれませんが、油汚れが蓄積していくことでやがて落ちない汚れとなり、変色にまで至ることがあります。
肉眼では確認できない小さな傷から汚れが入り込んで、変色を進行させてしまうことも考えられるでしょう。
タバコのタール
タバコにはタールが含まれていますが、このタールは「ヤニ」と呼ばれ、アクスタに付着すると黄ばみを起こします。アクスタを飾っている場所でタバコを吸う習慣がある方、もしくはそういった環境に置いていませんか?
アルコールの付着
アクリル樹脂はアルコールが付着することで劣化が起こり、変色することがあります。アルコールが付着する原因としては、アルコール入りの消毒液やウェットティッシュなどで拭いたことがある。もしくは消毒液などのアルコールが知らぬうちにかかってしまった可能性が考えられます。
アクスタの色褪せや黄ばみの落とし方
色褪せたり黄ばんだアクスタの変色部分を落とす方法について解説します。傷んだままどうすることもできずに置いているアクスタがあれば、自己判断にはなりますがチャレンジしてみてください!
メラミンスポンジを使う方法
メラミンスポンジでアクスタを洗うと、色褪せや黄ばみが落とせる可能性があります。メラミンスポンジとは、「激落ちくん」などの相性で親しまれるメラミン樹脂製のスポンジのことを指します。
①メラミンスポンジを用意
まずはメラミンスポンジを用意しましょう。ネット通販サイトやホームセンター、100均などでも気軽に手に入ります。
メラミンスポンジが1枚ものになっているようであれば、直径約5cm程度の小さく持ちやすい大きさにカットしましょう。
②メラミンスポンジで洗う
アクスタは台座から外して洗いやすい状態にしておきます。持ちやすい大きさのメラミンスポンジが用意できたら、水をたっぷり含ませます。ここで乾いたまま使うと、アクスタを傷めてしまうので注意してください。
アクスタの色褪せた部分や黄ばんだ部分を、やさしく擦っていきましょう。イラスト部分は擦らないようにしましょう。全体的に変色しているようであれば、全体を擦ります。劣化が進んでいる可能性があるので、様子を見ながら作業を進めてください。
③アクスタを乾かす
色褪せた部分や黄ばんだ部分が綺麗になったら、最後に水で洗い流します。乾いた清潔なタオルでアクスタをやさしく包んで、水気を拭き取り完了です。
アクリル研磨剤を使う方法
アクリル研磨剤を使った色褪せと黄ばみ落としの方法もあります。アクリル研磨剤とは、アクリル素材の表面についた小キズの除去に向いた研磨材です。ネット通販サイトやホームセンターなどで手に入り、メラミンスポンジに比べると、よりしっかりと研磨したい時におすすめです。
①アクリル研磨剤・コンパウンドスポンジ用意
アクリル研磨剤と、コンパウンドスポンジを用意しましょう。コンパウンドスポンジとは、研磨を行う際に使用する専用のスポンジです。アクリル研磨剤と同様にネット通販サイトやホームセンターなどで購入できます。
作業を行う際は、手が荒れないようゴム手袋などをはめて行ってください。換気がよくできる部屋、もしくはベランダなどで作業を行いましょう。
②アクスタを磨く
色褪せたり黄ばんだアクスタに、アクリル研磨剤を1滴垂らします。コンパウンドスポンジでやさしく研磨していきましょう。イラスト部分は擦らないようにします。
③拭き取る
柔らかく清潔な布を用意し、アクスタについた研磨剤を拭き取ります。できればここで、マイクロファイバー製の布を使うとアクスタを傷つけることがありません。これで作業の完了です。
アクスタの汚れの落とし方
アクスタの色褪せや黄ばみに発展してしまう前段階である、汚れてしまった時の対処として簡単な汚れの落とし方をご紹介します。この方法は研磨とは異なり、普段から取り入れられるケア方法なので、汚れたと思ったらマメに手入れをするよう心がけておくと安心です。
①中性洗剤かリンスを用意する
アクスタの汚れ落としとして、中性洗剤やリンスを使います。
ご自宅にある洗剤が中性洗剤かどうかを見分ける方法として、洗剤の表示を確認しましょう。「中性」という表記があれば使うことができます。
リンスとは、洗髪用のリンスのことを指します。コンディショナーやヘアコンディショナーと表記があるものでも使えるので、ご自宅にあるものを使うといいでしょう。
②液体を作ってアクスタにかける
スプレーボトルを用意し、そこへ中性洗剤やリンスを数滴入れ、水を入れて薄めます。ボトルは中身を回転させ、よく混ざるようにしておきましょう。液体が用意できたら、アクスタに吹きかけます。
これで指紋汚れが落とせるだけでなく、ホコリが付着するのを防ぐ役割も果たしてくれるので、汚れによる変色の防止に役立ちます。中性洗剤やリンスを薄めたスプレーボトルは、使い切るまで置いておくことができます。
③拭き取る
柔らかく清潔な布を水に浸け硬く絞ったもので、アクスタについた液体を拭き取って作業は完了です。
約1週間ほど効果が持続することを視野に、お気に入りのアクスタに関しては定期的にこの手順で汚れを落とせるようにしておきたいものです。
アクスタの日焼け・傷み対策方法
アクスタを紫外線から守るべく、日焼け対策や保管方法をチェックしておきましょう!
清潔な手でアクスタを触るよう心がける
アクスタは一見丈夫そうな素材でありながら、手の汚れが付着しそのまま時間が経過すると、それだけで変色してしまうことがあります。
ひとつ前の項目でアクスタの汚れを落とす方法についてご紹介した通り、汚れたら洗うことはできますが、マメに洗うことができない場合は、特に触る時の状態に気をつける必要があります。普段からできるだけ清潔な手で触るよう心がけましょう。
UVカット素材のケースに入れる
アクスタの色褪せや日焼け、黄ばみを防ぐために、部屋に飾る場合はUVカット素材のケースや棚に入れておくと安心です。また、UVカット素材のケースや棚に飾る場合でも、窓際などに置くのはNGです。直射日光があたらない場所を選ぶのは必須条件で、飾っていないアクスタに関しても、冷暗所を選んで直射日光があたらない場所で保管するようにしましょう。
他にも注意しておきたいアクスタに関するトラブルについて
アクスタの色褪せや黄ばみの原因や落とし方について解説してきました。しかし日常生活の中には、まだまだ他にも注意しておきたいアクスタが傷むトラブルの例があります。
原因でご紹介した項目と重なる部分もありますが、これからもどんどん増えていくであろうコレクションを守るためにも、アクスタを傷ませてしまうトラブルを最後に確認しておきましょう!
ウェットティッシュなどのアルコール除菌を使うのはNG
アクスタが汚れると、ついアルコール除菌シートなどを使って拭いてしまいそうになるでしょう。ところが実はアクリル素材をアルコールで拭くと、角からヒビ割れしてしまう恐れがあります。
汚れを落とす際は必ず水か、今回「アクスタの色褪せや黄ばみの落とし方」の項目でご紹介した、中性洗剤やリンスを使った方法で洗い流すようにしましょう。
タバコに含まれるタールによる変色
タバコに含まれるタールは、アクリル素材に付着して黄ばんでしまうことがあります。アクスタの品質を保ちたい方は、タバコを別の部屋で吸うか、もしくはアクスタはケースに入れて飾ることをおすすめします。
車の中に置いておくと溶けることも
この記事では度々アクスタが直射日光に弱いということについて触れてきましたが、暑い時期の車の中にもなると、アクスタが溶けることがあります。これは窓際に限った話ではありません。部屋以上に車内は熱がこもりやすいので、車の中に飾っている方は要注意です。
大切なコレクションのためにも、今後の手入れ方法や保管方法をこの機会に見直してみてください!
まとめ
今回はアクスタの色褪せや黄ばみの落とし方についてまとめました。
今後も様々なアクスタに関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ちください。