フィギュアが台座にはまらない時の対処法まとめ
この記事の目次
フィギュアが台座にはまらない時の対処法についてまとめました。
新しく買ったばかりのフィギュアが台座にはまらない。どうにか自分で調整できないだろうか?そう考えている方に向けて、この記事ではフィギュアを自立させる方法についてご紹介します。
原因を把握した上で、お手持ちのフィギュアに合った対処法を見つけてください!
フィギュアが台座にはまらないのはなぜ?原因について
フィギュアが台座にはまらないのはなぜなのか?フィギュアと台座を繋ぐ部分をあらためてよく見てみてください。お手持ちのフィギュアがどの状態なのか原因を把握しておきましょう。
台座の穴が小さい
フィギュアと台座を繋ぐ部分を見ると、ダボ(凸の形)とダボ穴(凹の形)のサイズがそれぞれ合っていないことが原因で、フィギュアが台座にはまらないことがあります。
変形によってはまらない
フィギュアを太陽の紫外線があたる場所に置いておいたり、湿度の高い場所に置いておくと、フィギュアが変形します。結果、台座にはまらない状態になってしまった可能性があります。
形状が合っていない
ダボ(凸の形)とダボ穴(凹の形)にはO型とD型の2種類が存在しますが、これらの形が購入した時から揃わないことがあります。形が揃っていないと台座にはまらない上、はまってもグラついてしまいます。
フィギュアが台座にはまらない時の対処法
フィギュアが台座にはまらない時に施すべき対処法をご紹介。前述した原因を元に解説しています。
あたためて柔らかくする
フィギュアが台座にはまらない原因が微妙なサイズ感であれば、あたためて柔らかくすることで対処できる可能性があります。フィギュアに使われている素材がPVCやABSであれば、試してみましょう。
あたためる方法は2パターンあります。ひとつはお湯に浸ける方法、もうひとつはドライヤーであたためる方法です。
洗面器やボウルにお湯を張り、そこへフィギュアの足元(接続部分)を約30秒~1分ほど浸けます。お湯の温度はPVC素材が40度前後、ABS素材が80度前後を目安にします。やけどをしないようお湯からフィギュアを取り出したら、清潔なタオルでサッと拭いて台座にはめてみましょう。
お湯の温度が高すぎたり浸ける時間が長引くと、フィギュアが変形することがあるので、注意してください。
ドライヤーに関してもお湯同様フィギュアの足元(接続部分)に熱をあてていきますが、やけどをしないよう、様子を見ながらあたためていきます。
極力足元から離れた部位を持つようにして(足元をあたためるのであれば頭側を手で持ちましょう)、フィギュアとドライヤーは20cm以上離した状態で熱風をあてていきます。
あたためた部位をすぐに手で触らないよう、台座にはめてください。
穴を大きくしたい
台座に開いているダボ穴(凹の形)が小さいことが原因で、フィギュアのダボ(凸の形)が入らないようであれば、穴を大きくしましょう。
穴を大きくするために、ピンバイスかリューター(ハンドグラインダー)を使います。これらは穴を削り大きさを広げるために使うための道具で、ピンバイスを使う場合は自力で回しながら穴を広げていきますが、リューターの場合は電動式で穴を広げます。
いずれもダボ穴に入るサイズの先を備えていることが重要なので、ダボ穴のサイズと道具の先の太さを確認してから購入する必要あり。
また、勢いがあるリューターを使って一気に穴を広げようとすると、予想以上に穴が広がってしまったり、最悪割れてしまう可能性もあります。できれば台座に似た素材の不要な物を用意して、穴を広げる練習をしてから実際に施していくことをおすすめします。
フィギュアにより本体側にダボ穴がついているモデルと、台座側にダボ穴がついているモデルがありますが、いずれの場合も基本的に対処法は同じです。
こちらの製品のように、様々な先の大きさ・形を備えたリューターであれば、他にもフィギュアの台座に不具合が出た時でも対処できます。L字型になった電動ドリルタイプを使う選択肢もありますが、ペン状になったリューターの方が、今回のような細かな作業に向いています。
穴を小さくしたい
フィギュアが台座にはまらない例とは少々例が異なりますが、台座にはまるものの、穴が大きくフィギュアがグラついてしまう。穴を小さくしたいようであれば、隙間に詰め物を施して対処します。
接着剤を塗って穴を埋めることで対処できますが、その場合フィギュアの分解ができなくなってしまいます。おすすめは、隙間に物を詰めてグラつきを抑える方法です。
わずかな隙間であれば、テープを穴と同じ高さにカットして、粘着部分を張り合わせたものをかませましょう。簡単且つ目立たず固定できます。
隙間が大きいようであれば、おゆまるといってお湯であたためると柔らかくなるプラスチック粘土があるので、そちらを使って詰めるという手もあります。おゆまるは100均や文房具店などで手に入ります。
おゆまるを使う時のポイントは、台座に近いカラーのものを使うことです。そうすると隙間をしっかり埋めても目立ちません。
対処法を試してもフィギュアが台座にはまらない・自立させられない時は
前述した「フィギュアが台座にはまらない時の対処法」を試してもフィギュアが台座にはまらない、自立させられない時に試すべきことをご紹介。最終手段として参考にしてください。
フィギュアスタンドを使う
どうしてもフィギュアが台座にはまらない、自立させられない時は、フィギュアスタンドを使う方法があります。フィギュアスタンドとはフィギュアのボディを挟むことで支えるスタンドで、様々なサイズや形状のものが売られています。お手持ちのフィギュアに合ったものを選ぶといいでしょう。
フィギュアの接続部分が折れた時にも使えるので、既に折ってしまったモデルがあれば取り入れてみてください!
こちらはバンダイ スピリッツから展開されているフィギュアスタンド。クリア素材で、フィギュアのイメージを損なうことなく支えることができます。
スタンドはボディを挟み込むタイプ以外に引っかけるタイプなどもあるので、お手持ちのフィギュアにぴったりのものが見つかるでしょう。
台座を自作する
なかなかフィギュアが台座にはまらない時や、うっかり台座の穴を広げる過程で失敗してしまった時は、台座を自作する方法もあります。
好きな素材や形状でできた台座をフィギュアと組み合わせられるので、あえて自作を楽しむのもおすすめ!
理想の台座のデザインがある時や、フィギュアケースに収めるために台座の形状を変えたい時にも自作できると、飾り方の視野が広がること間違いなし!自作方法は関連記事も参考にしてください。
☆参考記事はこちら
形状が合っていない
フィギュアと台座を繋ぐダボ(凸の形)とダボ穴(凹の形)にはO型とD型の2種類が存在するということについてはじめに触れましたが、購入した時からこれらの形状が合っていないことが原因ではまらない場合や、穴の位置が大きくズレていることがあります。
この場合は初期不良として返品ができる可能性があります。詳しくは次の項目「初期不良・返品について」を確認してください。
初期不良の交換・返品について
フィギュアと台座を繋ぐダボとダボ穴の形状が合わないなど、購入した時から不具合があれば、初期不良として商品の交換・返品できる可能性があります。購入した商品のメーカーにメールや電話で問い合わせましょう。
ゲームセンターで手に入るプライズ品、一番くじのフィギュアも交換や返品できる可能性があるので、一度ご相談を。市販されているフィギュアであれば、購入した時のレシートも置いておくと問い合わせやすいでしょう。
不具合に気づき商品交換してもらうまでの期間は限られています。不具合を見つけるのが遅くならないよう、フィギュアを購入したら早めに開封して、組み立てるところまで済ませておくことをおすすめします!
まとめ
今回はフィギュアが台座にはまらない時の対処法についてまとめました。
今後もフィギュアに関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ちください。