【PS4】ルーターの選び方とつなぎ方まとめ!
この記事の目次
PS4用ルーターの選び方とつなぎ方について解説します
PS4へのルーターのつなぎ方がわからない、そもそもルーターはどれを選べばいいのか?ということについて、選び方やつなぎ方についてご紹介しています。
早くゲームで遊びたいのに、ネット環境の初期設定でつまづいている方は、この記事を参考に準備を始めましょう!
PS4用ルーターの選び方
PS4へのルーターのつなぎ方を解説する前に、まずはルーターの選び方をご紹介します。
ネット通販サイトでルーターを検索すると、複数のモデルがヒットします。その中でも特に押さえておくべきポイントをチェックしておきましょう。
既にご自宅にルーターがあるという方は、まずはPS4へのルーターのつなぎ方を確認して接続を行い、そのあと買い替えを検討する際には選び方を参考にしてください。
IEEE802.11acに対応のルーターを選ぶ
通信規格が新しくなるほど、通信速度が速くなりゲーム操作がスムーズです。通信規格の欄に「IEEE802.11」と記載があるので、確認してみましょう。
「IEEE802.11」とはWi-Fiの国際的な標準規格のことを指します。末の文字列が古いものから順に「11b」「11g」「11a」「11n」「11ac」「11ad」「11ax」となっている製品が存在します。
2023年時点では5GHz帯を利用できる「11ac」「11ad」「11ax」が主流ですが、古いルーターは「11n」までにしか対応していません。光回線を使用している場合は本来出せるはずの力を発揮するためにも、できるだけ「IEEE802.11ac」から新しいモデルを選んでおくことで、通信速度の速さに期待できます。
ただし、初期型のPS4である型番「CUH-1000」と「CUH-1200」については、現在主流の「11ac」「11ad」「11ax」に対応していないので注意しておきましょう。
MU-MIMOやビームフォーミング対応ルーターかどうか
以前のルーターは、1つのアンテナで一度に1端末しか電波を送ることができませんでした。複数の端末に繋ごうとすると、順番待ちが発生して速度が低下していたのです。
その待機時間を改善した機能が「MU-MIMO」です。MU-MIMOは順番待ちの発生がなく、通信速度の低下を防ぎます。例えばPS4とスマホ、PCなどのデバイスをひとつのルーターに接続した時でも、ラグを感じることなくストレスレスなゲームプレイが楽しめるでしょう。
また、MU-MIMO対応ルーターは、「ビームフォーミング機能」が使えるのも特徴です。
ビームフォーミングとは、ゲーム機などデバイスがある方向を判断し、速度や安定性を向上させる機能です。
回線速度の改善が期待できますが、やはりこちらも旧型のPS4「CUH-1000」と「CUH-1200」には対応していないので、ご注意を。
選び方について解説しましたが、パッケージや内容を見てもよくわからない、家電量販店など実店舗でルーターを買う予定である。という場合は、お持ちのPS4の型番を控えた上で、お店の人に商品選びを相談して決めるのもいいでしょう。
PS4とルーターのつなぎ方~有線タイプ~
PS4とルーターのつなぎ方について解説。この方法ではLANケーブルを使った有線で接続を行います。
PS4とルーターのつなぎ方
①PS4本体とLANケーブルを接続
PS4本体にLANケーブルを接続しましょう。接続場所はUSBポートの隣にあります。
LANケーブルの反対側を、ルーターに挿します。ルーターには差し口が4つほどあると思いますが、どこに挿しても問題ありません。
②PS4の設定
今度はPS4の設定を始めます。PS4を起動させたら、ホーム画面「設定」を開いてください。
続けて「ネットワーク」を選択、「インターネットに接続する」にチェックマークが入っていることを確認します。確認できたら、「インターネット接続を設定する」を選択しましょう。
Wi-Fiを使うか、LANケーブルを使うか問われるので、「LANケーブルを使う」を選んでください。
インターネット接続の方法を問われます。ここでカスタムを行うこともできますが、まずは初期設定ということで「かんたん」を選んでおくといいでしょう。
③ネットワークの確認・接続の診断
ネットワークの確認が自動で開始されるので待ちます。確認が終了すると[インターネットの設定を更新しました]と表示されるので、「インターネット接続を診断する」を選んでください。インターネット接続の診断が始まります。
接続診断が完了したとして、[IPアドレス取得 成功][インターネット接続 成功][PlayStation Networkサインイン 成功]の表記が確認できたら、PS4本体とルーターの接続手順は完了です。
有線にするメリット・デメリット
PS4とルーターを有線接続にするメリットは、使用環境に左右されることなく通信が安定しやすいという点にあります。
一方でデメリットは、ルーターからLANケーブルが届く範囲でしか使えないという点や、ケーブルの配線が増える分ルーターやゲーム機まわりがゴチャゴチャしてしまう点にあります。
どのようなジャンルのゲームにも適していますが、FPS・TPS・格闘ゲーム・アクションゲームなど動作が激しく、少しでもラグを回避したいジャンルをプレイする場合は特に有線接続がおすすめです。
PS4とルーターのつなぎ方~無線タイプ~
PS4とルーターのつなぎ方について解説。この方法ではLANケーブルを使わず、無線としてWi-Fi接続を行います。
PS4とルーターのつなぎ方
①PS4本体の設定
PS4を起動させたら、ホーム画面の「設定」を開いてください。次に「ネットワーク」を選びます。「インターネットに接続する」にチェックマークが入っていることを確認できたら、「インターネット接続を設定する」を選択しましょう。
Wi-Fiを使うか、LANケーブルを使うか問われるので、「Wi-Fiを使う」を選んでください。
インターネット接続の方法を問われます。ここでカスタムを行うことができますが、初期設定ということでまずは「かんたん」を選んでおくといいでしょう。
②「SSID」の確認
続いて、PS4が受信中のWi-Fiの電波が一覧で表示されます。ご家庭で使用しているルーター本体に記載してある、「SSID」を確認して選択してください。
「SSID」については、ルーターの側面や裏面に記載されています。SSIDは「2.4G(2.4GHz)」と「5G(5GHz)」の2種類が記載されていますが、これらは異なる性質を持っています。
「2.4G」のWi-Fiは、最大速度が300Mbpsと遅めではあるものの、壁などの障害物に強いメリットあり。「5G」のWi-Fiは、最大速度が866Mbps以上となっており、できるだけ通信速度の速さを求めたい場合に向いています。
これらのうち、どちらか希望する「SSID」を入力し、選択したら今度はパスワードを入力しましょう。パスワードとは「暗号化キー」のことを指します。こちらもルーター本体に記載があるので、確認しながら入力してください。入力できたら「OK」を選択します。
③ネットワークの確認・接続の診断
ネットワークの確認が自動で開始されるので待ちましょう。確認が終了したら[インターネットの設定を更新しました]と表示されるので、「インターネット接続を診断する」を選択。インターネット接続の診断が開始されます。
[IPアドレス取得 成功][インターネット接続 成功][PlayStation Networkサインイン 成功]の表記が確認できたら、接続診断の完了です。これでPS4本体とルーターの、無線による接続手順は終了しました。
無線にするメリット・デメリット
PS4とルーターを無線接続にするメリットは、配線が不要で、通信範囲内であればどこでもゲーム機を移動させられるという点にあります。
一方デメリットは、通信が不安定になることがあること。電波が届きにくい位置でゲーム機を使おうとすると、通信速度が低下してしまうといったことが挙げられます。
また、無線接続の場合はセキュリティ対策にも気をつけておかなければなりません。パスワードは複雑なものに変更してから利用することが、警視庁からも推奨されています。変更方法は製品やメーカーにより異なるため、付属の説明書を確認しましょう。
MORPG、MMORPG、シミュレーションゲームなど、適度な動作でプレイする際に無線接続はおすすめです。
PS4とルーターが繋がらない・ネット回線が遅いなどのお悩み解消
PS4とルーターが繋がらない、ネット回線が遅い!などのお悩みを解消する方法について解説します。
有線接続の際にPS4本体とルーターが遠い
有線接続の際にPS4本体とルーターが遠い時は、長さのあるLANケーブルを選ぶようにしましょう。既に使っているLANケーブルがある場合でも、交換に初期設定などは必要ありません。
選び方にはポイントがあり、ご家庭用であればカテゴリという規格が「6A」のものを選びます。この数字は他にも7や8があり、数字が大きくなるほど通信速度と周波数が上がっていきますが、7や8は業務用です。
ケーブルの種類は「UTPケーブル」を選びます。UTPとは、ノイズを遮断するための、シールド処理がされていないケーブルのことを指します。もうひとつ「STP」というものもありますが、そちらはやはり業務用なのでご家庭では使いません。
形状で言うと、ケーブル部分がフラットになったものを選んでおくと、地面に這わせやすく引っかかりにくいのでおすすめです。折れやすいツメ部分は「折れにくい」「折れない」などの表記がある製品を選ぶのがおすすめです。
ネット回線が遅い
ネット回線が遅くて困っている場合、通信速度の目安をチェックしてみましょう。PS4の設定から、ネットワーク内「インターネット接続を診断する」から確認できます。
PS4でオンラインゲームを遊ぶ際に必要な通信速度の目安は上りが30Mbps以上、下りが30Mbps〜100Mbps、Ping値が50ms以下です。
特に機敏な動きが求められるFPSなどをプレイする際は、Ping値が30ms以下(数字が小さい方が速い)の状態にしておきたいところです。
ネット回線の遅さを解消するには、無線接続であれば有線ケーブルに切り替える、SSIDを「2.4G(2.4GHz)」から「5G(5GHz)」に変えるだけでも改善されることがあります。
他にもPS4のIPアドレスを固定してポート開放を行うなど、ワンランク上の設定方法なども存在しますが、いずれにしても改善が見られないようであれば回線の乗り換えも検討してみてください。
ルーターなしで遊ぶことはできるのか?
ルーターが届くまでちょっとPS4で遊んでみたい。そもそも、ルーターなしで遊ぶことはできるのか?ということについてですが、オフラインのパッケージ版ゲームソフトであれば遊ぶことができます。
ただし、最近のゲーム機はPS4に限らずほとんどが、ネット環境がなければスムーズに遊ぶことができません。ルーターなしの場合はアップデートが行われないことも視野に入れておく必要があるでしょう。
まとめ
今回はPS4用ルーターの選び方とつなぎ方についてまとめました。
今後も様々なゲームに関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ちください。