ガンプラの収納にはコレクションケース!その考え方や選び方
この記事の目次
ガンプラをかっこよく作ることができたら、飾り方にも工夫が必要です。どんなにリアルを追求して仕上げたガンプラであっても、そのまま部屋に放置していては雰囲気が台無しでしょう。
とはいえ、「部屋のスペースは限られるし、そもそも生活感のある部屋ではガンダムの世界観なんて表現できない」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
そういう方におすすめなのが、ガンプラ収納のためのコレクションケースです。
コレクションケースの種類
プラモデルやフィギュアを飾るコレクションケースにはいろんな種類があります。
別にガンプラ専用にこだわらなくてもよいのですが、形状や素材はケースによってさまざまです。
お持ちのガンプラのコレクションの数によっても選択肢は変わるでしょう。
というわけで、まずはコレクションケースの形状をチェックしてみてください。
ガンプラの数が多い、もしくは、今後も確実に増えるのであれば、最初から収納力高めのケースを選んだ方が賢明です。
たくさんの収納に適した家具のようなコレクションケースがあります。
大型家具クラスの高さ、横幅を備えたケースもあり、ケース内の棚のスペースもしっかり高さが確保されています。
縦に長いもの、奥行きのあるものなどガンプラの種類によらず何でも収納できるのがおすすめポイントですね。
また、なかには棚の高さを調整できるタイプもあります。
お部屋のスペースが限られるのであれば、いくら便利といってもあまり大きなケースは向きません。
コンパクトなケースでも棚が調整できれば、サイズ別にガンプラを並べて統一感が出しやすいでしょう。
それに、家具タイプの場合、収納力だけでなくおしゃれ度が高いものが多いのもポイントですね。
大きい無機質なケースがどーんと部屋の大部分を占めてしまうのは、お部屋の雰囲気にこだわるのであれば避けたいところです。
その点、家具調のケースなら、北欧風、温かみのあるタイプ、スタイリッシュなどいろいろ選べます。
「家具のように大きなケースはいらない」という方には、卓上に置けるサイズのケースがおすすめです。
サイズが小さいということは重さも軽いため、移動しやすいという利点もあります。
じっくりコレクションを観賞したり、簡単にお手入れをしたりと便利です。
卓上に置けるコレクションケースにも、家具調のケースと同じく棚付きのものがあります。
一方、棚ではなくひな壇になっているタイプもあり、コレクションの数があるならこちらもおすすめです。
ひな壇の場合、奥行きにスペースがあるので、ケースのサイズのわりにたくさんのガンプラを飾れます。
それに、ひな壇の構造は階段状で後方に行くほど高くなるため、ガンプラを並べた時に互いに重なりにくいというメリットもあります。
苦労して作ったガンプラなら、わずかでも隠れて見えないところがあるのはイヤでしょう。
ひな壇型の卓上ケースなら、鑑賞しやすさでトップクラスです。
なるべく省スペースがいいという方には、壁に掛けられるタイプのコレクションケースをおすすめします。
背面に金具などが取り付けてあって、壁のフックに掛けることでケースを床より高い位置に固定できるタイプです。
家具や机の上に置くことなくコレクションを並べられるので、三次元的な物体としてのケースというより、ポスターのような平面の装飾品と同じ感覚で使えます。
ただし、壁掛けタイプのコレクションケースは、ケースによって耐荷重が違います。
それほど大重量を支えられるものではないので、収納できるガンプラも数は限られるでしょう。
ガンプラを1体ずつケースに入れて鑑賞するのにおすすめなのが、水槽のようなタイプのケースです。
台座とそれを覆うカバーからなるケースで、スノードームのような形というとわかりやすいのではないでしょうか。
もちろんこのタイプのケースには数を収納することはできません。
ですので、たくさんガンプラをお持ちの方が、そのすべてをこのタイプのケースに収納することは現実的ではないでしょう。
そうではなく、特にお気に入りのガンプラだけ際立たせるような飾り方におすすめです。
コレクションケースのケースの素材
お望みのコレクションケースの形状がわかってきたところで、同時に注目しておきたいのがケースの素材です。
コレクションケースに使用される素材にもいろんな種類があって、それぞれ特徴があります。
なるべく安価に済ませたいならプラスチック製のケースです。
プラスチックの品質によっては透明度が低くなってしまいますが、この後に紹介するアクリルやガラスと比べて安く手に入るため、とりあえず「ケースに入れて飾ってみたい」という欲を満たすにはうってつけでしょう。
安価なケースで飾り方を確かめて、コレクションが増えてきたころにもう少しグレードの高いケースを買い直すというやり方もアリですね。
といっても、どうせ買い直すことがわかっているのなら、最初から良いものを買った方がやはりよいでしょう。
そういう方におすすめなのがアクリル製のコレクションケースです。
アクリルは、プラスチックよりも高い耐久性と透明度を持っています。
長く鑑賞に耐えるケースとしては、プラスチックよりはるかにおすすめですね。
ガラス製という選択肢もあります。
アクリルよりもさらに透明度が高いのが魅力です。
ただし、ガラス製のケースは重量があり、しかも、割れる危険性があるという点に注意しなければなりません。
簡単に割れない強化ガラス製のコレクションケースもありますが、その分、お値段は高くなるでしょう。
高級感は抜群ですが、移動しやすさやコストのことも考え、プラスチックやアクリルと検討してみてくださいね。
ケース以外で綺麗に見せる方法
ケースそのものの素材ではなく、ケースの背部にミラーを施したタイプのコレクションケースもあります。
ガンプラを正面を向けて飾るとなると、当然ながら後ろ側は見えませんね。
しかし、後ろの壁がミラーになっているケースに収めれば、そのままの状態でも後ろ側を鑑賞できるわけです。
細部までこだわりウェザリングも徹底して仕上げたガンプラなら、後ろ側も含めすべてちゃんと見せたいと思うものですね。
そういう思いをミラー加工のケースならある程度は叶えてくれますよ。
夜間にコレクションを美しく飾れるのが、LED照明が備えられたコレクションケースです。
置き場所によっては部屋の電気は点けていても、ケースの中が薄暗くなってしまうこともあるはずです。
LED照明付きのケースならそんなお悩みを解決します。
しかも、LED照明は一般的な照明に比べて熱くなりにくいので、熱に弱いプラスチック製のプラモデルを飾るのにもおすすめです。
経年劣化対策
なお、ガンプラ始め、あらゆるプラモデルで厄介なのが経年劣化による変色です。
プラモデルが変色するのは、素材として用いられているポリスチレンなどが原因なのですが、これは紫外線などに反応して劣化してしまいます。
そのため、直射日光がNGなのは言うまでもないのですが、どんなに日光を避けたとしても時間が経つとどうしても経年劣化してしまうため、変色を完全に防ぐことはできません。
それを考えると、UVカットのケースもあるものの過度な期待は禁物です。
絶対に変色しないということはあり得ません。
ですので、いずれは多少変色するものと思って、コストパフォーマンスを考えてコレクションケースを選んでください。
直射日光や高温多湿の場所を避けるようにすれば、UVカット機能のないケースでもある程度の期間は変色を防げるはずです。
まとめ
今回はガンプラ収納のためのコレクションケースについて解説しました。
今後もプラモデルに関する記事を投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。