【ガンプラ】デカールの貼り方で失敗しない貼り方は?
この記事の目次
「ガンプラのデカールが上手く貼れない…」
「ガンプラのデカールってそもそもどう貼るのが正解なの?」
こんなこと考えたことはありませんか?
ガンプラのディテールを上げるためにも、デカールを貼るのは必須。
しかし、デカール貼りは意外と難しく、貼り方を少し間違えるだけでクオリティはかなり下がってしまいます。
この記事では、ガンプラのデカールの貼り方はもちろん、デカールの貼り方を間違えてしまった時の対処方法まで詳しく解説いたします。
ガンプラはデカールを貼るところまで行えば、そのカッコ良さは更に上がるので、是非参考にしてみてください。
ガンプラのデカールの貼り方は種類ごとに違う
ガンプラのデカールと1口に言っても、その種類は様々です。
種類ごとに特性も違うため、各デカールの特性に合わせた貼り方をしないと、クオリティは大きく下がってしまいます。
ガンプラのデカールの主な種類
- ホイルシール
- マーキングシール
- 水転写デカール
- ドライデカール
それでは、各項目ごとに正しい貼り方も含めて詳しく解説いたします。
ホイルシールの場合
ホイルシールは、ほとんどのガンプラに付属しているシールの一つで、主に色分けのために使用されるシールです。
ホイルシールの特徴
- 金属箔のため比較的分厚い
- ほとんどのガンプラについている
- 接着力が強いため貼りなおしがしにくい
樹脂素材では表現できないメッキ部分や発光部分を再現することができるため、無塗装で組み上げるなら是非とも貼りたいシールです。
しかし、その特性上接着力が比較的強いため、何度も貼りなおしをすると跡が残ってしまうこともあるので貼る際には丁寧に貼らなければなりません。
ホイルシールの失敗しない貼り方
- 貼りたいシールをピンセットで台紙から剥がす
- 剥がしたシールを貼りたい場所に軽く載せる
- 貼る位置が決まったら綿棒で気泡を押し出すように押さえる
ホイルシールは金属箔のため、過度に圧力をかけてしまうと跡や傷がついてしまうので柔らかい綿棒などで押し貼るのがおすすめです。
マーキングシールの場合
マーキングシールは主にガンプラの所属機体番号や、所属軍のマークなどが描かれているシールです。
マーキングシールの特徴
- ホイルシールとは違い透明なシール
- 性質上細かく小さい物が多い
- 台紙から剥がす前にカットする必要がある
大まかな貼り方はホイルシールと同様ですが、大きく違うのは「自分でカットしなければいけない」ということ。
そのため、印刷部分ギリギリでカットしないと、余白部分が強く目立ってしまうので野暮ったく見えてしまいカッコ悪くなってしまいます。
マーキングシールの失敗しない貼り方
- 印刷部分ギリギリで台紙からカットする
- ピンセットで優しく持ち上げ、貼りたい箇所に軽く乗せる
- 貼る位置を決めたら綿棒で優しく押し貼る
透明なシールのため、綺麗に貼れれば「シールを貼っている感」がほぼ出ないので、クオリティを上げるためには是非とも綺麗に貼りたいシールです。
水転写デカールの場合
水転写デカールは、ガンプラには付属していない、よりクオリティを高めたいモデラー向けの上級者シールです。
水転写デカールの特徴
- 水につけることで糊が溶けて貼れるようになる
- 表面張力が発生するので位置決めが難しい
- 溶剤によって柔らかくすれば凸凹面でも綺麗に貼れる
細かいデカールが多く、また水が付着した際に発生する表面張力によって位置がグラグラと動くため、初心者のうちはなかなか上手く貼ることは難しいでしょう。
しかし、ホイルシールやマーキングシールのように余白が無く、文字部分だけを綺麗に貼り付けることができるということで上級モデラーの中では愛用されている商品の1つです。
水転写デカールの失敗しない貼り方
- 使いたい部分をデザインナイフでカット
- カットしたデカールを数秒水につける
- 印刷面を上にしてキッチンペーパー等の上で1.2分放置
- 印刷面をピンセットで優しく持ち上げて貼りたい場合に置く
- 細かい位置が決まったら綿棒で優しく水を押し出す
ホイルシールやマーキングシールのように簡単に貼れるわけではありませんが、貼ったあとのクオリティの差は歴然。
少しでもクオリティを上げるためにも、是非一度は挑戦したいのが水転写デカールです。
ドライデカールの場合
ドライデカールはこれまで紹介したデカールの貼り方とは全く違う、少しクセの強いデカールです。
ドライデカールの特徴
- ガンプラでは主にMGに付属している
- 硬い棒などを擦り付けて転写する
- 台紙が硬いため凸凹面には転写不可
余白がほぼ全く無く転写できるため、仕上がり度合いでいえば他のどのデカールよりも綺麗に仕上がります。
しかし、粘着力を使って貼り付けるのではなく「転写」を行うタイプのデカールなので、1つ転写させるだけでも初心者にとっては重労働になります。
ドライデカールの失敗しない貼り方
- 転写面を上にして、貼りたい絵柄を切り取る
- 位置決めをしてマスキングテープなどで固定する
- 硬い棒などで印刷面を強く擦る
擦り付ける際は、爪楊枝のような先の細いものではなく、ボールペンのような丸みを帯びているものの方がおすすめです。
また、台紙を外す際は一気に引っ張ってしまうと転写面まで剥がれてしまう可能性があるので、注意が必要です。
ガンプラのデカールの張り方を失敗してしまった時の対処方法は?
ガンプラのデカールはとてもデリケートなもの。そのため、どれだけ丁寧に貼ろうと思っても貼り方を間違えてしまうことはよくあるものです。
しかし、貼り方を間違えたからと言って落ち込む必要はありません。間違えた時の対処方法をしっかりと抑えておけば、いざと言う時にでも落ち着いて対応が可能になります。
では、ガンプラのデカールの張り方を間違えてしまった時はどのように対処すれば良いのか。代表的なケースごとに解説いたします。
気泡が入った場合
気泡が入ってしまった場合は、マークセッターを気泡部分に軽く塗り、その上からデザインナイフで小さく切れ込みを入れましょう。
その後、切れ込みからマークセッターが入るように軽くつつき、綿棒などで軽く押さえて拭き取れば修正は完了です。
シルバリング(白浮き)をしてしまった場合
シルバリングは、塗装を行ったガンプラの表面とデカールが完全に密着せずに白く浮いてしまった状態。
そのため、シルバリングが気になる場合は塗装面の凸凹を限りなく無くし、デカールとの接着面を限りなくフラットにすることで解決が可能です。
貼る場所を間違えてしまった場合
デカールを貼る場所を間違えてしまった場合、何度も貼りなおしをしているとその過程で糊の接着力が落ちてきてしまうため最終的に上手く貼れなくなってしまう可能性があります。
そうならないようにするためには、マークセッターを軽く塗った上で位置決めを行いましょう。
また、マークセッターには軟化剤も含まれているため、凸凹面に貼り付ける際にも非常に役に立ちます。
まとめ
今回は、ガンプラのデカールの適切な貼り方、そしてデカールの貼り方を間違えてしまった時の対処方法や貼る際に必要な道具についても解説いたしました。
ガンプラにデカールを貼るのは意外と奥深いもの。うまくいかないとクオリティが下がる原因にもなるため、貼るときはちょっとだけ神経を使わなければいけません。
しかし、うまく貼ることができればディテールは大きくアップするため、適切な貼り方を覚えて美しく作り上げましょう。
是非この記事を参考にして、デカールで美しく仕上げたガンプラを作ってみてくださいね。