PS4からPS5へデータ移行する方法まとめ
この記事の目次
PS4からPS5へデータ移行をする方法についてまとめました。
新しくPS5を購入したからPS4からPS5へデータ移行をしたい。以前から遊んでいたゲームをPS5バージョンにアップグレードして遊んでみたい!そんな方に向けてLANケーブルやUSBを使うなど、全部で3つの手順を詳しく解説しています。自分に合った方法を選んでください。
やり方がわからない方は、この記事を参考にPS4からPS5へデータ移行を始めましょう!
PS4からPS5へデータ移行する方法について
新しくPS5を買ったから、PS4のデータを移行したい!と考える方は多くいるはず。
それもそのはず、PS4でプレイしていたゲームデータやセーブデータをPS5に移行すると、同じタイトルでも性能が上がった状態でプレイできるメリットがあります。
長く遊んでいなかったタイトルも、新しいゲーム機を使い始めることをきっかけに、久しぶりに遊んでみてはいかがでしょう。
PS4からPS5へデータ移行する方法は、全部で3つあります。これらの中から、自分に合った方法で移行を始めてみてください!
移行にかかる時間とキャンセルについて
移行前に時間やキャンセルのことについて軽く確認しておきましょう。
容量により異なる移行時間
PS4からPS5へのデータ移行にかかるトータル時間は、人により大きく異なります。早くて数十分で終わりますが、遅い場合であれば丸1日かかってしまうことも。
この差は移行する容量にあります。できれば1度でほぼ全てのデータを移動させてしまうことができるといいのですが、時間が取れないようであれば一旦よく使いそうなデータのみを移しておくのも手です。今後使わないであろう不要なデータは、この機会に整理しておくのもいいですね。
また、移行に数時間を要するようであれば、移行の途中で電源が切れてしまう可能性があります。
省電力設定になっているようであれば、前もって設定を変えておきましょう。
データ移行の途中でキャンセルするとどうなるのか
何時間も移行状態が続くと、本当にこれで合っているのだろうか?と不安になってくることもあるでしょう。
データ移行中の画面に「キャンセル」の表記があればキャンセルできますが、万が一データ破損が起こった時のことを考えると、キャンセルすることはおすすめしません。
特に移行時間が数時間に渡って長いと、テレビが一台しかないご家庭などは、また別の日にしようとキャンセルを考えることもあるかもしれません。じゅうぶんに時間を確保してから作業を行いましょう!
データ転送で移行する方法
データ転送でPS4からPS5へデータ移行するやり方について解説。
この方法は、両方のゲーム機が同じネットワーク機器(ルーター)に接続されていることと、転送にかなりの時間がかかることから、高速なネット回線を備えておく必要があります。
また、LANケーブルを2本か1本持っているという条件が揃っているようであれば、こちらの移行方法を検討してみましょう。無線接続を使っても移行することは可能ですが、ケーブルを繋いで移行をした方が早く済ませられます。
①PS4を起動しチェック
それではPS4を起動させるところから始めましょう。PS5で使用中のアカウントと、同じもので始めてください。ホーム画面の「設定」を開いたら、「システムソフトウェアアップデート」を選択。最新のシステムソフトウェアに更新されているかどうかをチェックします。
最新でなければ、画面の指示に従い最新版にアップデートしましょう。
②PS4とPS5を同じネットワークに接続する
PS4とPS5は同じネットワークに接続しておかなければなりません。同じルーターに両方のゲーム機をLANケーブルで有線接続するか、もしくは同じルーターに両方のゲーム機を無線接続してください。
いずれの方法でもデータ移動は可能ですが、LANケーブルを2本持っているようであれば、両方のゲーム機を同じルーターにLANケーブルでそれぞれ有線接続しましょう。この方法を選んでおくと、よりデータ転送速度が速くなるとされています。
LANケーブルが1本の場合は、両方のゲーム機を同じルーターにそれぞれ無線接続した状態で、更にPS4とPS5をLANケーブルで接続すると、前者と同じくらいデータ転送速度が早くなるので試してみてください。(※LANケーブルが1本もないようであれば、無線接続することも可能です。しかしこの場合転送速度が遅くなるので、できればほかの移行方法も検討してみてください)
③PS5を起動させる
PS4とPS5を同じネットワークに接続したら、PS5本体を起動します。PS4で使用しているものと同じアカウントで始めます。画面右上にある「設定」を開きます。「システム」という項目に進み、「システムソフトウェア」のところに表示されている「データ転送」を選びましょう。
[PS4からデータを移行しましょう]と書かれたページが表示されたら、「続ける」を選択。[データ転送を準備]と書かれたページに関しても、「続ける」に進んでください。
PS4が見つかったことがお知らせされたら、PS4に移り「ピッ」と音がするまで電源ボタンを1秒以上押し続けましょう。
④データ転送を行う
[転送するセーブデータを選択]と書かれた画面が表示されたら、転送予定のセーブデータにチェックを入れていきます。チェックが入ったら、「次へ」を選択してください。
[転送するゲームやアプリ]にチェックを入れて「次へ」を選択。
すると、転送する前に予想時間や注意点などの確認画面が表示されます。内容を確認し、問題がなければ「転送を開始」を押しましょう。データ移行が開始されます。
テータ移行が終了するとPS5が再起動し、[コントローラーのPSボタンを押してください]という画面が表示されます。コントローラーのPSボタンを押して、移行は完了です。この時点ではまだネットワーク接続の切断や電源を切ったりしないでください。
⑤データ転送の終了
PS4で使用中のアカウントでサインインして、PS5のホーム画面を表示します。
PSボタンを押し、「ダウンロード/アップロード」を確認すると、バックグラウンドではまだPS4のデータ転送が行われていることがわかります。
この転送が終了するまでは、PS5とPS4いずれのネットワーク接続も電源を切らないよう、終わるまで触らないようにしましょう。
PS Plusのオンライン・クラウドストレージを使って移行する方法
PS Plusのクラウド上のストレージを使って、PS4からPS5へデータ移行するやり方について解説していきます。
この方法は、PlayStationの有料サービス「PS Plus」を使ったデータ移行の方法で、今回ご紹介する3つの中では最もシンプルに作業が済ませられます。
PS Plusとは、インターネット上にゲームのデータを保存しておくことができる便利なサービスとしてPlayStationユーザーに好まれてきました。PS4はオンラインストレージ、PS5はクラウドストレージとそれぞれ名称が異なっているものの、機能や保存容量など使い勝手の良さは共通しています。
PS4からPS5へデータ移行予定で「PS Plus」の加入者は、こちらの方法を選ぶのが手間が少なく済むため、おすすめです。
※PS Plus上では、ゲームのセーブデータのみを保存しています。ゲームやアプリを起動するために必要なアプリケーションデータは、再度PlayStation Storeからダウンロードし直す必要があります
①PS4の設定
まずはPS4の設定から。PS5と同じアカウントで始めましょう。次にホーム画面「PlayStation Plus」を選択。画面右上、「加入状況を確認する」を選択、「オンラインストレージ」を選びます。
[アプリケーションセーブデータ管理]画面が表示されるので、「本体ストレージのセーブデータ」へ。続いて「オンラインストレージにアップロードする」を選択してください。
オンライン上のストレージへアップロードするためのゲームを選択する画面が表示されるので、移行したいゲームを選んでいきましょう。最新のセーブデータにチェックを入れたら「アップロード」へ進みます。既にオンライン上のストレージにセーブデータをアップロードしていた場合、セーブデータを上書きしますか?と問われますが「はい」を選んで上書きします。
すると元の画面に戻ります。同じ流れで他のゲームのセーブデータをアップロードしましょう。
②PS5の設定
PS4でオンラインストレージ上にセーブデータをアップロードする手順が済んだら、PS5の設定に移ります。PS4で使用しているアカウントでPS5にサインインしてください。
ホーム画面にある「PlayStation Plus」の項目を開いたら、画面右上に雲が載った丸い「クラウドストレージ」のアイコンがあるので、こちらを開きます。「セーブデータ(PS4)」の「クラウドストレージ」を選択しましょう。
「本体ストレージにダウンロード」の表示になっていることを確認し、PS5に移行したいゲームを選んでチェックを入れていきます。ゲームタイトルの右側にあるペンのマークを開くと、どのデータを移行するか選ぶことができます。必要だと思うセーブデータを選び、「OK」を押します。移行するセーブデータを選択したら「ダウンロード」を押して、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが終了したら、ホーム画面に戻りましょう。
③アプリケーションデータのダウンロードへ
この時点ではセーブデータに限り移行が完了しています。あとは次の項目から、外部の拡張ストレージを使ったデータ移行のやり方を参考に、ゲームやアプリを起動するために必要なアプリケーションデータをダウンロードしてください。
拡張ストレージとUSBを使ってデータ移行する方法
外付けSSD・HDDなどの拡張ストレージと、USBメモリを使ってPS4からPS5へデータ移行する方法について解説します。
拡張ストレージとはHDDやSSDなど、ゲーム機に接続することで容量を増やすことができる周辺機器のことを指します。
以前からPS4で拡張ストレージを使用していた方は、これからも引き続きPS5で使っていくことができます。
PS4で使用できる拡張ストレージは、「USB 3.0以上、250GB以上、8TB以下」の容量のものと決まっているので、商品を買う時は気をつけてください。
これらのメモリはどこで買えるのかについてですが、実店舗であれば家電量販店やゲーム専門店、そしてネット通販サイトでも気軽に買うことができます。ネットであれば「PS5/PS4動作確認済み」などと書かれている製品を選んでおくと、失敗がなく使い始めることができるので参考にしてください!
[2種類のメモリの違いについて]
SSD・HDDなどの外部拡張ストレージ:アプリケーションデータを移行するためのもの
USBメモリ:セーブデータを移行するためのもの
今回初めて拡張ストレージを購入した場合の設定
※以前からPS4で拡張ストレージを使用していた方は、この手順を行うとデータが消えてしまいます。絶対に行わないようにしてください!
PS4を起動するところから始めます。PS5のアカウントで入ったら、外部拡張ストレージをPS4本体に接続してホーム画面の「設定」を開きましょう。
「周辺機器」から「USBストレージ機器」へ選択し、進みます。ここでPS4に接続した拡張ストレージの情報が表示されるので、選択してください。この時点で表示されていない場合は認識できていないので、挿し直しをすると改善する可能性があります。
ここからフォーマットの工程に入ります。このフォーマットの操作をすると拡張ストレージ内のデータが消去されてしまうので、PS4からPS5へデータ移行するために今回初めてストレージを買った場合のみ行うようにしてください。
「拡張ストレージとしてフォーマットする」を選びます。[拡張ストレージにアプリケーションをインストールできます]という表示が出たら、「次へ」を選択しましょう。「フォーマット」を選択して、[この機器を拡張ストレージとしてフォーマットします。本当によろしいですか?]ときかれるので、「はい」を選択しましょう。フォーマットができたら「OK」を押して、ホーム画面に戻ります。
①PS4の設定
ここからは、「今回初めて拡張ストレージを購入した方」「以前からPS4で拡張ストレージを使ってきた方」どちらの方も設定を行っていきましょう。
PS4の設定から始めます。ホーム画面「設定」より「ストレージ」を選択後、更に「ストレージ」に進んでください。
この画面に表示されている各データを拡張ストレージに移行していきます。
上から順に、「アプリケーション」を選択して下さい。すると、本体ストレージに保存中のアプリケーションデータが表示されます。ここでコントローラー右上にある楕円型のオプションボタンを押すと、画面右側にオプションメニューが表示されます。「拡張ストレージへ移動する」を選択してください。
アプリケーションデータが表示されるので、移行したいデータにチェックを入れたら「移動」を選択しましょう。「OK」を押してください。外部の拡張ストレージへデータ移行が開始されます。
データ移行が終わると元の画面に戻ります。バツボタンを押しながら、設定画面に戻りましょう。
②USBメモリにセーブデータを保存する
セーブデータはUSBメモリを使って保存していきます。拡張ストレージを接続した状態のまま、PS4にUSBメモリも挿し込んでください。
設定画面の「アプリケーションセーブデータ管理」を選択します。「本体ストレージのセーブデータ」を選んだら、「USBストレージ機器にコピーする」を選びましょう。
本体ストレージに保存中のセーブデータが表示されます。コントローラーのオプションボタンを押すと、画面右側にオプションメニューが表示されます。「複数のアプリケーションを選ぶ」を選んでください。ここでUSBメモリにコピーしたいゲームのセーブデータにチェックを入れていき、「コピー」を押すとコピーが始まります。
コピーが完了したらPS4の電源を切ってから、拡張ストレージとUSBメモリを本体から取り外します。
③PS5へデータ移行
最後にPS5を起動させましょう。PS4で使用しているものと同じアカウントで始めてください。
ホーム画面右上にある「設定」から「セーブデータとゲーム/アプリ設定」を選択。「セーブデータ(PS4)」から「USBドライブ」を選択。「本体ストレージにコピー」の表記があることを確認し、移行したいゲームにチェックを入れてください。
ゲーム項目の横にあるペンのマークを選択で、コピーするセーブデータを選び出すことができます。コピーするセーブデータにチェックを入れることができたら、「OK」を押してデータ移行の作業は完了です。
3つの移行方法について解説してきましたが、自分に合っていそうだと感じる方法は見つかりましたか?
「ケーブルを持っているか」「PS Plusに加入しているか」「外付けのメモリを持っているか」のどれが今の自分の状況に当て嵌まるかを考えて選ぶようにすると、決めることができます。
最後の項目では、データ移行に関して知っておくとちょっと得をするような情報をお届けします!
その他データ移行に関して知っておきたいこと・注意点
その他、PS4からPS5へデータ移行をするにあたり知っておくとちょっと得をすることや注意点についてご紹介。
一部のPS4ゲームはPS5向け版にアップグレードできる
一部のPS4ゲームは、PS5向け版にアップグレード可能です。
グラフィックが向上するのはもちろんPS5のコントローラーDualSenseに関しては、ゲームの世界に入り込んだような感覚が得られる微細な振動「ハプティックフィードバック」に対応していたり、ロード時間が短くなりました。
ほとんどのゲームがアップグレードは無料なので、PS4からPS5へソフトを買い直す必要はありません。
対応ゲームの例:FF14、エルデンリング、サイバーパンク2077、バイオハザードヴィレッジなど
PS4で使っていたnasneはPS5でも使うことができる
テレビを再生する機器「nasne(ナスネ)」をPS4で使用していたという方は、続けてPS5でも使うことができます。
ただしPS4と異なるのは、専用のアプリケーションPS5版torne(トルネ)をダウンロードすると、視聴や再生料金として税込500円がかかるという点です。
元々PS4でテレビの視聴をしていたという方は、データ移行後も使用を考えてみてはいかがでしょうか。(追加コンテンツのオトイイネは税込1,320円、トルネ・ブラックは税込500円です)
近年では、テレビが自宅にない方の救世主としてnasneが役立っています。テレビが自宅になくてたまに観たくなるという方、家族と録画時間が被って困っている方にもおすすめです。
遊ばなくなったPS4のゲーム機本体は買取してもらえる
PS4からPS5にデータ移動させたら、PS4本体を使う機会がなくなった。そんな時は、ゲーム機本体を買取してもらうことができます。
買取前には必ずゲーム機本体を買った時の状態に戻してから売ることになります。必要なデータは全てバックアップを取っておき、「いつも使うPS4として登録する」を解除してから初期化しましょう。※初期化するとデータを元に戻すことはできないのでご注意を
PS4の付属品は、外箱・内箱含め購入した時と同じものを揃えて買取査定に出しましょう。一部足りない付属品があったり、キズが入っていても買取してもらえるチャンスあり。査定前には綺麗に掃除をしておくだけでも、マイナスになる査定額を抑えられることがあります。
使わなくなったゲーム機を売ったお金で、PS5の新作ゲームや周辺機器などを買うものもいいですね。移行が済ませられたタイミングで、買取を検討してみてはいかがでしょう!
まとめ
今回はPS4からPS5へデータ移行をする方法についてまとめました。
今後も様々なゲームに関するコラムを投稿予定ですので、楽しみにお待ちください。