【初心者向け】ガンプラの基本シリーズ紹介!
この記事の目次
ガンプラとは、その名の通りアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツのプラモデルのことです。
つまり、ガンダムのプラモデルだけがガンプラではなく、ガンダムに登場するモビルスーツのプラモデルはすべてガンプラと呼ぶということですね。
しかも、登場して40年以上にもなるためその種類は非常に多く、さらに、ガンプラにはさまざまなシリーズが展開されており、全部でどのぐらいあるのか数え切れないほどです。
そのため、一度にすべてを把握することはできません。
今回は、ガンプラ初心者の方でも、「これだけ押さえておけば迷わない!」という各シリーズのざっくりした特徴について説明しましょう。
ガンプラの基本的なシリーズ
ガンプラにはいろんなシリーズがあり、なかにはもう廃盤になったシリーズもあります。
今も続いている代表的なシリーズとして、とりあえず次の4種類だけ覚えておきましょう。
HG(ハイグレード)、RG(リアルグレード)、MG(マスターグレード)、PG(パーフェクトグレード)の4つです。
同じ作品に出てくるモビルスーツを題材にしたガンプラでも、シリーズが違うとスケールも違えばパーツの数や作り込みにも違いがあります。
上記の4種類は、そうしたガンプラならではの違いを楽しむと同時に、スキルに応じてステップアップできるようになっているのが特徴です。
この4種類以外にもいろんなシリーズが登場しており、最近ではプラモデルがまったく初めてという人でも手軽に楽しめる道具不要のシリーズもラインナップされています。
ただ、ここでは基本として上記4種類について詳しく見ていきましょう。
HG(ハイグレード)
ガンプラといえばこのHG(ハイグレード)と言っても過言ではないほどの代表的なシリーズです。
ラインナップも全シリーズのなかで最も多く、初心者から上級者まで多くの人に選ばれています。
HGの大きさは1/144スケールです。
ガンダムの全長がだいたい20メートルぐらいなので、その1/144ですから完成すると14センチ弱になります。
意外と小さいですが細部までよくできており、組み立てるのは比較的簡単です。パーツには最初から色が付いた多色成型なので、自分で色を塗る必要はなく、付属のシールを貼るだけでかっこよく仕上がります。
初心者でもそれほど時間をかけずに完成させられるでしょう。
このように比較的簡単なので初心者におすすめのシリーズですが、値段もお手ごろなので、上級者が自分で塗装を工夫したり改造したりするのにも最適です。
ちなみに、HGシリーズのなかには「HGUC」という種類もあります。
これは、ファーストガンダムの舞台である宇宙世紀の作品に登場するモビルスーツのことです。
宇宙世紀以外が舞台のガンプラがHGになります。
RG(リアルグレード)
スケールはHGと同じく1/144ですが、より細かく作り込まれているのがRG(リアルグレード)というシリーズです。
HGよりもパーツが多く、色分けも細かくされています。
RGならではの特徴としては、フレームの部分を組み立てて、そこにパーツを装着していくような工程になっていることです。
この機構のおかげでポージングの自由度がアップし、いろんな動きを再現できるようになっています。
HGと同じスケールなのにパーツが多いということは、一つ一つのパーツがHGより小さいということですね。
そのため、HGより作るのは難しいですし、時間もかかります。それだけに初心者が最初に組み立てるのはハードルが高く、HGで慣れてからRGにステップアップするのがおすすめですね。
作るのは難しいですが、完成した時の迫力はHGとは圧倒的に違いますよ。
ただ組み立てるだけでもかっこよくなりますが、ゲート処理やツヤ消しを少し丁寧にやるだけで、初心者でもワンランク上の仕上がりになるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
MG(マスターグレード)
1995年にガンプラ15周年として登場したのが、「究極のガンプラ」ことMG(マスターグレード)です。
HGとRGは1/144スケールでしたが、MGは1/100スケールとなっています。
ガンダムなら20センチぐらいになるサイズ感ですね。
これだけ大きいと、当然一つ一つのパーツも大きくなりますから、RGと比べて組み立てはそれほど難しく感じないでしょう。
それほど改造の自由度は高くないですが、もともとの完成度が高いため、ふつうに組み立てるだけで迫力は十分です。
RGより価格帯は上ですが、HGからのステップアップにはRGよりMGの方が向いているかもしれませんね。
PG(パーフェクトグレード)
2000年、ガンプラ20周年を記念して登場したのが、これこそ真の意味での「究極のガンプラ」と呼ばれるPG(パーフェクトグレード)です。
こちらはなんと1/60スケールもあります。
ガンダムだと30センチ強になる大迫力ですね。
「パーフェクト」というだけあって、PGにはバンダイの持てる技術がふんだんに投入されています。
外装も内部フレームも徹底的にこだわり、パーツの数も他のシリーズと比べてかなり多いです。
電飾のパーツがあるキットもあります。可動域も大きく、どんなポージングでも再現できる完成度です。
ただし、それだけにPGの難易度は高いです。
上級者でも完成するまでに何日もかかります。
また、価格帯も高く、2~3万円するものも珍しくありません。
初心者にはなかなか手が出せないですが、いつかはチャレンジしてほしいシリーズですね。
FG(ファーストグレード)
ガンプラの基本のシリーズは上記の4種類ですが、ここからは初心者が手を出しやすい入門クラスのグレードをいくつか見ておきましょう。
その一つがFG(ファーストグレード)という初心者向けの安価なシリーズです。
もともとは「ベストメカコレクション」という定価300円のガンプラが1980年代に販売されていました。
それをリニューアルしたのがFGです。
近年、ガンプラの価格がどんどん高くなっていたこともあって、もう一度お手ごろ価格のガンプラを提供しようということで登場しました。
そのため、定価は当時と同じくたった300円です。
他のシリーズほどの色分けや可動域はなく、そのままでは少しチープな仕上がりになるのは否めません。
しかし、たった300円ですから、初心者の練習用にはちょうどいいでしょう。
いきなり高価なシリーズで塗装するのは勇気がいりますが、FGで塗装の基本スキルを身につけてからならスムーズにステップアップできるのではないでしょうか。
SD(スーパーデフォルメ)
道具も使わず誰でも簡単に組み立てられるのが、こちらのSD(スーパーデフォルメ)シリーズです。
スーパーデフォルメというだけに、ガンダムなどモビルスーツが3頭身のかわいらしいプロポーションになっています。
そのためリアルさには欠けますが、色分けはパーツごとにされており、シールもあるので、ある程度かっこよく仕上がるはずです。
子どもが最初に手にするガンプラとしてちょうどいいですね。
RE/100(リボーンワンハンドレッド)
最近登場したばかりのシリーズが、こちらのRE/100(リボーンワンハンドレッド)です。その名の通り1/100スケールなので、MGと同じぐらい迫力があります。
しかも、パーツ構成はHGと同じぐらいの少なさなので、初心者でも作りやすいのが特徴です。
また、RE/100は今までガンプラになっていなかったモビルスーツを中心にラインナップしています。
これまでお気に入りのモビルスーツがガンプラになくて不満を感じていた方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回はガンプラ初心者向けに、基本シリーズを紹介しました!
今後もガンプラに関する様々な記事を投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。