【激ムズ】超精密プラモデル6選!
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コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたために、「久しぶりにプラモデルでも作ろうか」と思った方は少なくないのではないでしょうか。実際、室内で一人じっくり熱中できる趣味があるのはいいことです。その点でも、プラモデル製作はぴったりでしょう。
ただ、最近のプラモデルはとてもクオリティーが上がっているため、初心者でもそれほど苦労することなく組み立てられてしまいます。また、最初から塗装済みなので、自分で塗装する手間もかかりません。それはいいことではあるものの、すぐに完成させられてしまうと、もう一つやりがい感じられないということにもなるでしょう。
しかし、プラモデルの世界は奥が深いです。初心者でも簡単に組み立てられるような親切なものばかりじゃなく、上級者もウンウン唸りながら何か月もかけてようやく完成させられるような、難易度が非常に高い超精密なプラモデルがあります。もちろん初心者がいきなり挑戦するのは無謀ですが、こんな世界があると知るだけでも有益ではないでしょうか。そんな人気の超精密プラモデルをいくつか紹介します。初心者の方も「いつかは自分も挑戦したい」と思ってもらえれば幸いです。
超精密プラモデル1 Revell「1/40 AD-6(AH-1)スカイレイダー」
アメリカの模型メーカー、Revell社が1960年代に発表したキットです。発売からすでに50年以上が経過しているため、知る人ぞ知るという存在ですが、その超精密な作りには今の目で見ても驚かされます。
「飛ぶこと以外は実物の飛行機とすべて同じことができる」とまで称賛されていたキットで、折りたためる主翼を始め、可動する動翼類、エンジンやエアブレーキの忠実な再現度などに注目です。また、主脚を回転して格納できるギミックなどもあります。
ここまで超精密な作りなので、組み立てには高度な技術を要します。プロモデラーでも挫折すると言われるほどですので、一般の人が満足できるクオリティーで完成させられるかは疑問です。
超精密プラモデル2 トランペッタ「1/32 P-61Bブラックウィドゥ」
第2次世界対戦中に活躍した、アメリカ軍の夜間戦闘機です。「ブラックウィドウ(黒衣の未亡人)」というニックネームがよく似合います。欧州戦線だけでなく、太平洋戦争にも参加した戦闘機です。
こちらの注目ポイントは、32分の1スケールという巨大さです。完成すると、全長は47cm、幅は63cmにもなります。550以上のパーツ数にも驚きです。これだけサイズが大きいと、超精密な作りでも細かい作業が少ないため、組み立て自体はそれほど難しくないのではないかと思ってしまいます。ところが、これだけサイズが大きいと、工作スペースの関係もあってかなり扱いづらいです。また、完成品をどこに飾るのかというスペースの問題もあります。
また、サイズが大きいということは、必然的に重量も大きくなります。そのため、単に組み立てるだけでは、自分の重量に主翼や脚部が耐えきれない恐れがあるでしょう。金属線や金属パイプを埋め込んだり、重りを機種に詰め込んだりして、強度を高める工夫が必要です。その意味でもかなり上級者向けと言えるでしょう。
超精密プラモデル3 ライフィールドモデル「1/35 パンターG型 Sd.Kfz.171 前期型/後期型 with フルインテリア」
中国の模型メーカー、ライフィールドモデルが創立3周年を記念して発売したのが、こちらのパンターG型です。前期型か後期型かを選べるようになっています。
戦車の複雑な内部構造まで非常に高い忠実度で再現したキットです。車体の上部と砲塔がクリアーなので、組み立てた後も中まで見えるようになっています。総パーツ数は500を超え、砲塔の内部やエンジン、ミッション、連結履帯など「こんなところまで!」と思うほど細かい部分まで、塗装と組み立てを繰り返さなければなりません。
一般的な戦車のプラモデルの3台分以上の規模とパーツ数ですので、完成には非常に時間がかかるでしょう。ひたすら組み立てていく作業には忍耐力も必要です。ただ、そうやって非常に細かいところまで組み立てていくため、実物の戦車がどんな構造になっているかがよく理解できます。好きな人にはたまらないはずです。
超精密プラモデル4 エアフィックス「1/24 ホーカータイフーンMk.1B」
イギリスの老舗模型メーカー、エアフィックスが2014年に発売したキットです。24分の1スケールというビッグサイズで、両翼の幅は完成すると50cmにもなります。スケールが大きいだけでなく、ディテールまで非常に細かく、コックピットやエンジン、翼の内部に至るまで忠実な再現度です。パーツ数は500以上になります。
ディテールの細かいパーツが500以上もあると聞くと、組み立ては非常に難しそうです。しかし、24分の1スケールのおかげで、一つ一つのパーツ自体はわりと大きさがあります。また、超精密に細部までしっかり作り込まれているため、手を加える必要もなく、時間はかかるものの、作りやすい方ではないでしょうか。「時間をたっぷりかけて一つの作品を完成させたい」という方におすすめです。
超精密プラモデル5 キティホークモデル「1/35 MH-60ブラックホーク」
戦闘機のプラモデルは数ありますが、ヘリコプターとなると難しそうなイメージがあるとともに、実際それほど数があるわけではありません。そんななかで登場したのが、キティホークモデルの「1/35 MH-60ブラックホーク」です。
MH-60ブラックホークは、アメリカの有名なヘリコプター製造会社、シコルスキー・エアクラフトの軍事用ヘリコプターです。アメリカの第160特殊作戦航空連隊に採用されている特殊作戦用のヘリの改良型で、現実には37機が作られています。
数多くの映画に採用されているヘリコプターなので、ブラックホーク自体はわりと知名度が高いでしょう。実際、ブラックホークをモデルにしたプラモデルも多数存在します。そんななかにあって、キティホークモデルのブラックホークは精密さが群を抜いています。
実機どおりに忠実に再現したパーツ構成で、細部まで非常にマニアックです。技術力のあるプロモデラーでも、組み上げるには時間のかかる1品でしょう。だからこそ、やりがいも感じられるのではないでしょうか。
超精密プラモデル6 造形村「1/32 AH-1スカイレイダー U.S.NAVY」
造形村のSWS(SUPER WING SERIES)シリーズの一つ、32分の1スケールのAH-1スカイレイダーです。パーツ数は合計336、主翼が折りたたみできるようになっています。また、エンジンカウルやシャッターの開閉も可能です。
資料や図面だけでなく、実機を綿密に取材して作られただけあって、細部までの再現度が非常に高いです。プロペラの裏側をよく見ると、ラインが1本あることに気づきますが、これは実機の取材で明らかになった事実が反映されています。
コックピットは再現が難しいバブル形状のキャノピーをしっかり再現しており、アメリカ機らしいフォルムに仕上がりました。内部構造も忠実に再現しており、主翼桁、外板裏側のリブ、隔壁や補機類に至るまで超精密です。
また、別売りのオプション品も多数あります。海軍で採用されていた弾頭を収録した爆装セットや、艦上攻撃機らしく主翼パイロンに懸架できるアメリカ軍エアクラフトウェポンズなどが魅力です。
まとめ
今回は超精密プラモデルを6選紹介しました。
今後も様々なプラモデルに関する記事を投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい。