【初心者向け】プラモデルにオススメの接着剤解説
この記事の目次
「モデルカーに挑戦したいけど、どの接着剤を使えばいいか分からない…」
「ガンプラならどの接着剤でも使えるの?」
「接着剤の種類が多くて困る…」
このようなこと考えたことありませんか?
接着剤と一概に言っても種類が沢山あって分かりにくいですよね。
そこで今回は初心者の方向けに、プラモデル用の接着剤を解説していきます!
ぜひ最後までチェックして下さいね!
プラモデルの接着剤とは
プラモデル用接着剤ですが、普通の接着剤とは違いプラスチックの接着部分を溶かすという特徴があります。
そのためしっかりと固定ができるため、溶かしてパーツ同士の隙間をなくせるため、合わせ目消しに使われることも多いです。
ただしプラモデルの素材によって、うまく接着ができない場合や、パーツが外れてしまう場合もあり、「せっかく購入したのに上手くいかなかった…」となってしまう場合もあります。
そこで接着剤の選び方には、次の項目に注意して選ぶと良いでしょう!
接着剤の選び方
プラモデル用の接着剤にはいくつか種類があります。
プラモデルの素材ごとで使い分けて接着しない・塗装を溶かしてしまうこともあるので注意しましょう。
スチロール樹脂(PS)
「ポリスチレン」とも呼ばれるもので一番使われていて、ガンプラに使われているのも基本はスチロール樹脂です。
セメントや瞬間接着剤で接着できて、割れにくいのが特徴になります。
ABS樹脂
ガンダムのMG(マスターグレード)やRG(リアルグレード)で関節部分に使われている素材です。
セメントでは接着できず専用のABS用セメントが必要で、少し割れやすいので気を付けましょう。
PE
ポリエチレンは柔らかく弾力があり、基本的に塗装ができません。
塗るためにはプライマーと呼ばれる塗装用の接着剤のようなものが必要になります。
接着もプライマーを塗った後に瞬間接着剤を使用すると接着できます。
プラモデルの素材によって、使える接着剤について紹介しました。
接着剤ならどれでも良いと思って適当に選んでしまうと接着出来なかったり、塗装が溶けてしまうこともあるので注意が必要です。
そのため初心者の方などは、作ってみたいプラモデルの素材などを調べてから、接着剤を選んでみるのがよいでしょう!
接着剤の種類
プラモデルの素材に併せて使用できる接着剤を説明しましたが、次は接着剤の種類について解説します。
接着剤にはいくつか種類があるので、それぞれの特徴を一緒に見ていきましょう!
プラスチック用接着剤(プラモデル用接着剤)
プラスチック樹脂の接着に特化した接着剤で、塗装した場所のプラスチックを溶かしてパーツを同化させるので、強固に接着します。
金属で例えると溶接するようなイメージに近いのが、プラスチック用接着剤の特徴です。
またプラスチック用接着剤は流し込み系接着剤とスチロール樹脂系接着剤の2種類あるので、それぞれ詳しく解説します。
流し込み系接着剤
流し込み系接着剤はサラサラで、水のような接着剤です。
サラサラタイプの接着剤は、プラスチックパーツを合わせて「毛細管現象」と言われる現象を利用して接着剤の流し込みを行います。
毛細管現象とは細かい空間に重力など関係なく液体が浸透していく現象で、身近なものだとタオルの端を濡らすと上まで吸いあがっていくなどがありますね。
そのため、細かいパーツ同士の接着に向いており、片手でパーツの接着ができ塗布範囲も広いので、ストレスも少なく接着を行えますよ。
スチロール樹脂系接着剤
スチロール樹脂系接着剤は粘度が高くドロドロしているのも特徴です。
流し込み系接着剤のように流れていかないので、パーツの接着したい部分に直接塗布する必要があります。
流し込み系接着剤より強固に接着したい場所に接着するのがオススメ!
ただし、塗りすぎると樹脂がはみ出して汚くなってしますので注意しましょう。
エポキシ系接着剤
エポキシ系接着剤は2種類の液体を混ぜ合わせ、その化学変化によって固まります。
プラスチック接着剤のようにプラスチックや塗料を溶かす有機溶剤が含まれていないので、表面が溶けて汚れてしまうのが嫌な部分や、クリアパーツの接着にオススメです!
すぐに接着することもないので、接着後に微調整が必要なパーツの接着にはもってこいの接着剤ですね。
瞬間接着剤
瞬間接着剤は金属のパーツを接着するのに適しています。
瞬間接着剤はその名の通り他の接着剤よりも早く接着するので、早く次の作業に移りたい方にはかなりオススメです。
特にスチロール樹脂系接着剤と比べても、待ち時間を短縮できるので、ストレスなくプラモデルを接着できるのは嬉しいポイントですね。
ただし強度はあまり高くないのとすぐに接着してしまうのでパーツの微調整が必要なものには注意が必要です。
そのため使い分けなどをして瞬間接着剤を使用していくと、初心者の方はよいでしょう!
瞬間接着剤には大きく分けてサラサラタイプとゼリー状があります。
流し込み系接着剤を使いたいけど、プラモデルを溶かしたくない!という方にはサラサラタイプがオススメです!
オススメ接着剤
ここまで接着剤の選び方や種類を解説してきましたが、「実際にどれが良いかわからない!」という方も多いはず!
そこで種類に応じてオススメの接着剤を紹介していきますので、購入に悩んだ際はぜひ参考にしてください。
流し込み接着剤
GSIクレオス Mr.セメントSP
「GSIクレオス Mr.セメントSP」は、接着面積が大きく強度のある接着をしたい際に活躍できる接着剤です。
スピーディに接着ができるのも嬉しいポイント!
速乾性と強度を両立した商品になっており、流し込み接着剤で迷った際や、これからプラモを始めたいという方は、1つは所持しておくのがオススメです!
タミヤセメント 流し込みタイプ 速乾
「タミヤセメント 流し込みタイプ 速乾」は、何よりも素早く接着できるのが特徴!
また極細面相筆もついているため、より早く繊細な作業を行いたい場合にオススメです。
瞬間接着剤
KUREゴリラスーパーグルー
「KUREゴリラスーパーグルー」は、使いやすさも抜群で、最速10秒で接着ができるという瞬間接着剤の中でも人気の高い商品です!
また内部硬化を防ぐ仕様が施されており、1度開封しても中で硬くなりにくいのも嬉しいポイント!
長い間スルスルとスムーズに使用が可能で、液垂れもしにくいので、ストレスなく使用していけます。
スピード感のある作業が必要なプラモデルに挑戦する場合や、たまにしか瞬間接着剤を使わないという方は、ぜひ1つは入手しておくのがオススメです。
瞬間接着剤×3S 低粘速硬
「瞬間接着剤×3S 低粘速硬」は1本あたりの単価が非常にリーズナブルなため、初心者の方にも購入しやすい瞬間接着剤になっています。
またサラサラタイプの低粘タイプになっているので、流し込んで接着するのにもピッタリ!
瞬間接着剤の特徴でもあるスピード感ある作業を行えるので、安く道具を揃えたいという方は購入をぜひ検討してみてください!
まとめ
今回はプラモデルにオススメの接着剤について解説しました。
始めたばかりの方ですと、どの接着剤が良いのかわからないという方も多いと思いますので、ぜひこのコラムを参考に、素敵なプラモ生活を送ってくださいね!
今後もプラモデルに関する記事を、随時更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!