【初心者】ガンプラのスミ入れ方法まとめ
この記事の目次
ガンプラのスミ入れ方法についてまとめました。
ガンプラのモールドにスミ入れを行うだけで、メリハリがついてメカらしさが増したワンランク上の仕上がりに期待できます。
初心者でもチャレンジしやすいよう、手軽に行えるペンを使う方法から、塗料を使ったスミ入れ方法まで解説しています。
今よりもっとガンプラ製作を楽しみたい、腕を上げたい!という方はぜひ参考にしてください。
スミ入れ方法5パターン
ガンプラに施せるスミ入れ方法には、複数のパターンが存在します。スミ入れ初心者は、やり方や仕上がり具合などを比較し、トライできそうな方法から試してみてください。
ペンを使う(素組み専用)
最もポピュラーなスミ入れは、ペンを使う方法です。店頭ではガンプラ売り場の横にガンダムマーカーが並んでいますが、その中にスミ入れのためのペンも一緒に売られています。
スミ入れ方法は、ガンダムマーカーの「極細タイプ」を用意し、モールドに沿ってなぞるだけ。はみ出してしまった部分は、時間を置かずすぐにティッシュや消しゴムで拭き取れば、綺麗に消すことができます。
GSIクレオス ガンダムマーカー スミいれ用 ブラック 極細タイプ GM01
スミ入れ用のガンダムマーカーは他にも様々な色がありますが、使うカラーから揃えていくのがおすすめ。よく使うであろう定番カラーが数本セットになったものもあります。
ペンで流し込み(素組み専用)
モールドにペンのインクを流し込むというスミ入れ方法もあります。慣れると綺麗に仕上がるので、こちらも試しておきたい技です。
スミ入れ方法は、ガンダムマーカーの「流し込みスミ入れペン」を用意し、ガンプラのモールドにペン先を触れさせるだけ。するとみるみるうちにインクがモールドに流れていき、手を動かさずともスミ入れが完了します。ペン先を触れさせた時にできるはみ出し部分は、消しゴムで消すことができます。
必要のない部分にまでインクが流れ込んでしまわないよう、モールドの範囲を把握して取り掛かることをおすすめします。
GSIクレオス ガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン ブラック GM301
ブラック、ブラウン、グレーなどのカラー展開があります。
筆ペンで流し込み(素組み専用)
筆ペンでガンプラのモールドに流し込むという方法もあります。こちらは上記二種類「ペン」と「流し込み用ペン」の間の役割を持っています。
一見「流し込み用ペン」と大差はないようにも思えますが、こちらは流し込んだらはみ出した部分を即座に拭き取りながら作業を進めていく点がポイント。慣れるとこちらの方がラクだと感じる方も多いため、「流し込み用ペン」に慣れてからこちらを試してみるのもいいでしょう。
GSIクレオス ガンダムマーカー ふきとりタイプ ブラック GM20
他のガンダムマーカーと似ていますが、「ふきとりタイプ」と書かれた製品を選ぶと間違いがありません。
塗料を流し込み(塗装済みに使用可能)
スミ入れの流し込み液を、塗料で行うという方法もあります。こちらはアクリル塗料やラッカー塗料で塗装済みのボディの上から施すことができるのがポイント。ガンプラの塗装が既に済んでいる場合のスミ入れなので、やや上級者向きです。
スミ入れ塗料を使う方法は、モールドに筆先を触れさせるだけ。塗料がモールドに流れていきます。
拭き取りにはエナメルの溶剤が別途必要ですが、色数が豊富なのでカラーに拘ることができるでしょう。
タミヤ スミ入れ塗料 40ml ブラック
タミヤのスミ入れ塗料は、そのまま流し込みできるよう買った時から希釈されているのはもちろんのこと、蓋が細筆になっているので、別で道具を用意しなくても、すぐにスミ入れを開始できます。
シャーペンを使う(素組み専用)
シャーペンをスミ入れに使うという手軽な方法もあります。ガンプラ用に0.3㎜のシャーペンが販売されており、こちらがおすすめですが、0.5mmのシャーペンを使うことも可能です。
使い方は、モールドをシャーペンでなぞるだけ。安定感がありペン先も細いので、初心者でもすぐに試せる技です。芯の濃さはHB〜4Bの間くらいのものを選びましょう。柔らかい芯ほど色は濃くなり仕上がりがはっきりするものの、触ると落ちやすいので、好みで選ぶといいでしょう。
GSIクレオス ガンダムマーカー GP01 ガンダムスミイレシャープペン
市販されている文具用のシャープペンと同じですが、0.3mmのシャーペンをこれから購入予定の方は、こちらをゲットするのもいいですね。
☆それぞれのツールの使い方に関して、こちらの方の動画もぜひ参考にしてみてください
スミ入れがうまくいかない時は
ガンプラのモールドにスミを流し込んだ後、ティッシュで拭くと消えてしまった。なんだか仕上がりが綺麗じゃない…という、スミ入れがうまくいかない時は、いくつかの点を見直しましょう。
モールドを追加で彫る
スミを流し込んだ後、ティッシュで拭くとスミが消えてしまったという場合は、モールドが浅いことが原因の可能性があります。
特に「溝」というよりは「角」でしかない部分にはスミが入らないので、その場合は「けがき針」というスジボリを行う道具を使い、スミ入れをしたい部分をなぞって、溝を作ります。
溝さえできればそこにスミが流れ込むので、ティッシュで拭くと消えてしまうという、うまくいかない悩みも解消されます。
はみ出した部分が乾いてしまった
はみ出した部分をすぐに拭き取らなかったため、乾いてしまった。そんな時はGSIクレオスから発売されている「消しペン」を使うと簡単に落とすことができます。
消しペンの使い方は、直接ペンを消したいところに使うのではなく、ティッシュや綿棒に含ませて使うことです。そうすると汚れがペンにつかないので、消す時も汚れが何度も往復して残るようなループにも陥りません。
綿棒に関しては、モールドの線と同じ方向に動かすとせっかく入れたスミも消えてしまうので、線に対して直角の方向へ動かすことがコツです。
線の仕上がりに納得がいかない・しっくり来ない
ガンプラにスミ入れをしたものの、線の仕上がりに納得がいかない、しっくり来ないという悩みは、もしかしたら色を変えることで解消されるかもしれません。
次の項目では色の選び方について解説しているので、参考にしてください。
色の選び方
とりあえず黒色のスミを購入して施してはみたものの、何となくしっくりこない…ということもあるはずです。それもそのはず、決してスミ入れ=黒という決まりはなく、他の色を選ぶともっとマッチする可能性があります。より洗練されたガンプラに仕上げるため、スミ入れに相性のいい色選びをご紹介しましょう。
白いパーツ
白いパーツに黒でスミ入れを行うと、メリハリはつくものの、線が主張しすぎることがあります。そこで選ぶべきはグレーです。グレーであれば、黒から少しトーンを落として自然に影を入れられます。
青・緑・グレーのパーツ
パキッとした青や緑、グレーのパーツには、黒でスミ入れするのがおすすめです。一方で、薄い青や緑、グレーの場合は黒でスミ入れすると線が目立ちすぎてしまうことがあるので、薄いカラーにはグレーで線を入れることも視野に入れてみてください。
赤いパーツ
一般的に赤いパーツには、茶色でスミ入れをするといいとされています。ところが赤は赤でも様々な色合いが存在するため、茶色でスミ入れを行うと違和感が残る場合があります。
その際は、青みがかった赤パーツにはグレー。黄みがかった赤パーツには茶色を若干混ぜた濃いグレーなどがおすすめです。元となっているパーツがくすんだ時のカラーを想像して、色選びを行いましょう。
プラモデル用に展開されている「水性アクリル塗料」でもスミ入れができるので、色にこだわりがある方は、スミ入れのカラーを自ら調合するのもおすすめです。
黄色いパーツ
黄色いパーツは一般的にオレンジや茶色でスミ入れをするといいとされていることもありますが、黄色は黄色でもさまざまな黄色が存在するので、焦げ茶、もしくは「影」をイメージしたスミ入れを行うにはグレーでスミ入れを行うのも手です。
仕上げたいイメージにもよるので、錆びたようなイメージであれば茶系、メカニカルなイメージに仕上げたいようであればグレー系と、雰囲気に合わせて選ぶと、理想のガンプラが仕上がるでしょう。
まとめ
今回はガンプラのスミ入れの方法についてまとめました。
今後もプラモデルに関する記事を投稿予定ですので、楽しみにお待ち下さい!