バツローグの大会レポート~京都CL編~
挨拶
初めまして。バツローグことヤマノタケルです。
今回からこちらのお宝倉庫様でコラム記事を書かせていただくことになりました。
誰?って方に軽く自己紹介しますと、PJCS2022レジギガスで優勝、横浜CL2023アルセウスVSTARミュウツーV-UNIONで55位等の成績を残しています。当時の環境にはほとんどいないアーキタイプを研究し、大会に持ち込むことが多いです。
今回は大会レポートですが、今後カードやデッキも紹介していく予定です。
あまり注目されていないカードにスポットを当てて考察するのが得意なので、一風変わったカード・デッキ紹介を今後も楽しんでいただけたらと思います。
CL京都2023の目標
今回のデッキ選択は大会での目標を決めるところから始めました。
使用率の低い不利デッキを避けて優勝を狙うデッキ、どの対面でもある程度対応可能なDay1突破狙いのデッキ、安定性を落として事故試合以外は全て勝つトップカット向きデッキなど様々です。
僕は今回の目標をDay1抜け(7-2)と定め、再現性が多少低いが2試合事故っても残りの試合を全部勝つデッキとしてロスト軸のかがやくムゲンダイナ+ジュラルドンVMAX+そらをとぶピカチュウVMAXデッキを使用しました。
キュワワーのはなえらびやアクロマの選択でロストゾーンを増やしながら、かがやくムゲンダイナのクライマックスゲートで対面に合わせた組み合わせのVMAXを展開し、ミラージュゲートでエネルギー加速して攻撃します。
クライマックスゲートから出すポケモンの3種類目のVMAXとしてエーフィVMAXを採用しました。
エーフィVMAXに葉隠れポンチョを付けることで、ジュラルドンVMAXorそらをとぶピカチュウVMAXが相手のダメージと効果の両方を完全に無効にする詰み盤面を作るのがコンセプトです。
大会レポート
1戦目 かがやくムゲンダイナ+VMAXバレット 先行 ×
相手初手キュワワー、こちらドラピオンV。
ロストバレット想定で先1クライマックスゲートから空をとぶピカチュウVMAX+エーフィVMAXを展開するが相手もまさかのクライマックスゲートでジュラルドンVMAX+エーフィVMAXを展開。
そらをとぶピカチュウVMAXのダイバルーンでは2回攻撃してもジュラルドンVMAXを倒しきれませんが相手はキョダイフンサイ2回でそらをとぶピカチュウVMAXを倒せるのでかなり不利な展開。しかもこちらは超エネルギーが入っていないのでエーフィVMAXが何の仕事もしない置物になってしまう・・・
ボスの司令で相手のジュラルドンVMAXを呼びダイバルーンで先殴りするも、返しにエーフィVMAXを呼ばれてしまう。逃げれずそのままキョダイフンサイ2発で粉砕。
こちらのアタッカーはそらをとぶピカチュウVMAX、ドラピオンV、ヤレユータンのみ。
ここからの勝ちプランとして、
①相手のエーフィVMAXを呼んでドラピオンVのダイナミックテールで倒し、残ったジュラルドンVMAXをダイバルーン2発で倒す。
②ダイバルーン+ヤレユータンのはりたおすで相手のジュラルドンVMAXを倒し、ヤレユータンが倒された返しにドラピオンVのダイナミックテールで残ったエーフィVMAXを倒す。
①のプランだとジュラルドンVMAXがいちげきのためダイナミックテールが3エネで使えるのでエネルギー管理は楽です。しかしセレナを引けず②プランへ。逆にこちらはエネルギーが計10枚必要になります。1枚もエネルギーを無駄にしないプレイを心がけていましたが、釣竿とエネルギーでのはなえらびが発生。結局そこが響き、エネルギーが1枚足りず負け。
2戦目 ルギアVSTAR 後攻 ×
相手の先1先2のターンはほぼ理想ムーブで、バトル場ルギアVSTAR、ベンチにアーケオス2体、手札にネオラントVの状態。こちらは後1ターン目でクライマックスゲートからジュラルドンVMAX+エーフィVMAXを展開できましたが、2ターン目にミラージュゲートが決まらず葉隠れポンチョも引けない状況。キュワワー前放置でベンチのジュラルドンVMAXに手張りして番を返すかキュワワーに手張りして逃がして裸のジュラルドンVMAX前で番を回すかの2択。結局アメイジングデスが厳しいのであれば、サイド落ち祈りでムーランドVのおかわりファングから入られないように考えてジュラルドンVMAX前エンド。
しっかりアメイジングデスでジュラルドンVMAXを取られて負け。
今思い返せば相手はボス+アメイジングイベルタル(ボール)を揃える必要があるのでキュワワー前で番回してた方が絶対良かったと思います・・・
3戦目 ロストバレット(カイオーガザマゼンタ) 先行 〇
お相手事故で動けず、ダイバルーンで片っ端から倒して種切れ勝ち。
4戦目 ルギアVSTAR 後攻 〇
はなえらびで1体目のエーフィVMAXをロストに送るも、すぐに2体目を引いてしまう。回収ネットが引けないせいでヤレユータンを置くベンチ枠をなかなか確保できず。。相手もアーケオス込みでベンチが埋まり、アメイジングイベルタルを置くスペースがないのを見てジュラルドンVMAXのみ先に展開。ボスでアーケオスを倒してアメイジングイベルタルの即起動プランを消し、その間にポンチョ付きエーフィVMAXが着地して投了貰いました。対戦後、アメイジングイベルタルがサイド落ちしてたことを聞きました。ラッキー。
5戦目 ロストバレット(ザマゼンタアメイジングライコウ) 先行 ×
相手初手キュワワー。ロストバレットと祈って先1クライマックスゲートから空を飛ぶピカチュウVMAX+エーフィVMAXを展開します。
キュワワーを2体倒されましたがダイバルーン連射体制に突入。あとは葉隠れポンチョをそらをとぶピカチュウVMAXとエーフィVMAXに張れたら完璧でしたがなかなか引けず。。穴抜け+ボスを2ターン連続で打たれ、アメイジングライコウのアメイジングシュート+ザマゼンタのかたきうちでそらをとぶピカチュウVMAXを狙い打ちされました。
2-3で強制ドロップ。
反省会
そもそものデッキ選択
ロストはその試合で目指す盤面に必要なカードとロスト枚数を溜めるカードを都度選択します。このデッキにおける盤面の完成系はバトル場に3エネ付きのジュラルドンVMAXor空を飛ぶピカチュウVMAX、ベンチにポンチョ付きのエーフィVMAXの並びです。
そのためにロスト7枚まで溜めながらミラージュゲートと葉隠れポンチョを探しにいく立ち回りが必要ですが、4投のミラージュゲートはまだしも、サーチ札無し2投の葉隠れポンチョを探すのがこのデッキの1番のハードルと言えます。
(逆に言うとそれさえ引けば勝ちにかなり近づくのですが・・・)
また、序盤にはなえらびで葉隠れポンチョを引くとほぼ絶対にそちらを選択しなければいけません。
ミラージュゲート起動までは攻撃が始まらない点と葉隠れポンチョの不安定さがこの大会では如実に現れた結果の成績だと思います。
実際京都CLでは同系統のデッキを使ってる人はそこそこいたようですが、TOP32には1人もいなかったので、このデッキにおける再現性の難しさは大きなネックになってたのかもしれませんね。
メンタル
もう1つの反省点は序盤のはなえらびの思い切り。
ロストを増やすためのカード(回収ネット、アクロマ、ポケモン入れ替え等)とロストが増えた後に必要なカード(基本エネルギー、ミラージュゲート、ボスの司令、葉隠れポンチョ等)での選択で、「このあと何回かはなえらびが打てる手札ではあるけどそのあと途絶えたらどうしよう・・・」という弱気さからロストを増やすためのカードを選択し、後でリソースが足りず負けに繋がることがありました。
どちらが正解かはなんとも言えない場面もあるのですが、その時のメンタルで練習とは逆の選択肢を取っていたことがありました。そりゃいつもと違う動きしてたら勝てる試合も勝てないですよね。
終わりに
1発目の記事が大会の負け越しレポートという悔しい内容ですが、この悔しさをバネに次の大会でいい結果を残せるように頑張ります。とりあえず次はシティリーグ!
ありがとうございました!