【ガンプラ】キャンディ塗装のやり方を解説!
この記事の目次
ガンプラに施すとイメージをガラリと変えるキャンディ塗装のやり方について解説します。
キャンディ塗装はノーマルな塗装に比べると表面にツヤがあり、やや奥行きのある重厚感溢れる仕上がりが魅力です。
キャンディ塗装のガンプラに憧れる、でもスプレーを使ったり筆塗りするのは難しそう。そんな方でもできるだけ簡単にできる塗装のやり方をご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。
キャンディ塗装とは?はじめに
キャンディ塗装とは、シルバーやゴールドといったメタリックカラーの下地の上からクリアカラーのトップコートを重ねることで、キャンディのように透き通った見た目と、鏡面のような光沢感が出せる方法のことを指します。
光があたるところとやや影になるところにグラデーションが生まれるので、高級感ある仕上がりに期待できるでしょう。
例えるなら納車したばかりの自動車ボディのような仕上がりになるため、今回ご紹介予定のガンプラをはじめ、カーモデルにも適しています。
塗装はパーツをバラしてから始めましょう。
キャンディ塗装のやり方~スプレー~
スプレーで塗装を行うメリットは、表面が均一に仕上がることです。ガンプラの中でも比較的凹凸が少ないモデルだと判断した時は、こちらのスプレー塗装がおすすめ。
スプレーの種類とカラー解説
まずスプレー塗装を行うには「①下地カラー」と「②メタリックカラー」、「③塗りたいカラー」、「④クリアトップコート」の4種類のスプレーを使い、4段階の工程を踏む必要があります。
①下地カラー
下地カラーはこの上に塗り重ねるカラーの発色を安定させるために塗っておきたいところ。カラーは黒か白を使いますが、黒であれば深みと重厚感あるカラーに仕上がり、白であれば明るく軽いカラーに仕上がるので、どちらかお好みの方を選びましょう。
②メタリックカラー
メタリックカラーは下地の上から重ねる光沢を帯びた塗装のことを指します。シルバーとゴールドどちらかを使うことになりますが、色に影響の出にくいシルバーが使い勝手がよくおすすめ。
ところがシルバー塗装は色ではなく細かなラメのようなものなので、何度も塗り重ねなければ下地が透けてしまう上、しっかりと塗り重ねができているかどうか判別しにくい難点があります。
そこでゴールドを使うと塗り重ね具合がよくわかるようになるのですが、ゴールドに関しては塗りたいカラーがレッド・オレンジ・イエローにしか使えません。もしこれら3つのカラーに仕上げる予定であれば、メタリックカラーにゴールドを選んでみてはいかがでしょう。塗り重ねに慣れてきたら、シルバーに戻すといいでしょう。
③塗りたいカラー
塗りたいカラーとは、仕上げたいカラーのことです。ここではカラークリアスプレーを選ぶ必要があります。
④クリアトップコート
クリアトップコートは仕上げに光沢を出すためのクリアコーティングです。
スプレーを使ったキャンディ塗装のやり方
スプレーを使ったキャンディ塗装のやり方について解説していきます。ここでは「スプレー缶」を使った方法をご紹介しますが、慣れてきたらエアブラシに移行するという方法もあります。
こちらはおすすめ、GSIクレオスのクリアーカラースプレーです。
GSIクレオス Mr.カラー スプレー S47 クリアー レッド
いきなりガンプラにカラーを吹き付けていくのではなく、ランナーや代わりのプラスチックを用意するなどして、試し塗装を行ってから本番の本体へ吹き付けるようにしましょう。
「スプレーの種類とカラー解説」の項目でご紹介した「①下地カラー」「②メタリックカラー」「③塗りたいカラー」「④クリアトップコート」の順にガンプラに吹き付けていきます。まわりが汚れないよう新聞紙などをたっぷり敷いて、その上で作業を行いましょう。
塗料の出だしと終わりはブツブツのダマになりやすい傾向があるので、ガンプラにかからないところからスプレーを出しはじめ、そのまま移動するようにガンプラから外れたところでスプレーを出し終わるという吹き付け方法が、綺麗に仕上がります。
一度に多く吹き付けすぎるとムラになりやすいので、少量を何度も重ねるのがコツです。
スプレーを使ったガンプラの塗装方法が知りたい場合は、こちらの方の動画を参考にしてください。
キャンディ塗装のやり方~筆塗り~
筆塗りはスプレーとは異なり、色がパキッと出ます。高発色に拘りたい方は、こちらの塗装方法も試してみるべきです。また、パーツの形状が複雑でスプレーだと細かな塗装は難しそうだと判断した場合や、小さなパーツの塗装にもおすすめです。
筆塗りキャンディ塗装のやり方
スプレー塗装と同じく「①下地カラー」「②メタリックカラー」「③塗りたいカラー」「④クリアトップコート」という順で塗っていきます。
おすすめ塗料はこちら。GSIクレオスのクリアーカラーです。
GSIクレオス アクリジョン クリアブルー 10ml 模型用塗料 N93
塗料は濃すぎると伸びが悪く、薄すぎると色ノリが悪いことを考慮しながら、下のカラーがある程度隠れるようにうすめ液で希釈したものを塗っていきます。
筆の走らせ方は一方の方向へ、乾いてから2度目に塗り重ねる際は一度目に塗った時とは異なる角度で筆を走らせます。これを何度か繰り返すことで、綺麗に仕上がります。一度で濃い塗料を載せようとすると塗りムラができてしまうので注意が必要。
こちらの方の動画もぜひご参考に!
スミ入れもキャンディ塗装で
スジ彫りに塗料を流し込むことでカラーの線が出来上がるスミ入れも、筆塗りできます。
方法はスジ彫り部分に小筆で塗料をあてるだけ。みるみるうちに液が流れ渡るので、特殊な技術は必要ありません。流し込みすぎて溢れ出ないようにだけ気をつけておきたいところです。
下地カラーからクリアトップコートまでの過程をこのスジで行うだけで、スミ入れもキャンディ塗装で仕上げることができます。
スジ彫り部分は溝が太いと少々乾きにくいので、しっかり乾かしてから重ねるよう心がけましょう。
鏡面仕上げの方法
鏡面仕上げとは、表面を鏡のようにピカピカに磨くこと。「コンパウンド」と呼ばれる研磨剤を使って磨くことでこの“鏡面仕上げ”は可能です。
まずはガンプラのキャンディ塗装を済ませ、スプレーであれば2~3層を目安にクリアトップコートを厚く塗って乾かしておきます。
今度は研磨スポンジを使って、表面を平らにしていきましょう。この時「水研ぎ」してください。
水研ぎが済んだら、コンパウンドによる磨き作業に進みます。コンパウンドは3種類、粗目→細目→仕上げ目の順で使用していくのですが、これら3本がセットになって売られているものもあります。
タミヤ コンパウンドセット
コンパウンドはプラモデル用のクロス、もしくは自宅にある布でもOK。つけて磨いていきましょう。
最後はセラミックコンパウンドで磨いて完了。これでピカピカのガンプラが出来上がりです。
【上級者向け】特殊なキャンディ塗装のやり方
キャンディ塗装を行う中でも上級者向けの技をご紹介!
中研ぎ
筆塗りをした際クリアトップコートの表面を見ると、塗りムラが気になることがあるはずです。そんな時に使える技が“中研ぎ”で、カラーを塗った時点で中研ぎ作業を入れることで、表面が綺麗に仕上がります。
メタリックカラーやクリアカラーは色ムラが起きるため、研ぐ事ができません。そこで捨てクリアとして、研ぐためのクリアを塗ってから研ぎます。
中研ぎに使用するペーパーの目は800~1500程度がおすすめ。全体がペーパー跡で白くなるよう研いでいきましょう。
パーツの形状や塗料の濃度、筆の動かし方により必ずしも塗りムラが目立つとは限らないので、ガンプラのキャンディ塗装に慣れた頃に気になったら取り入れてみてください。
つや消しキャンディ塗装
キャンディ塗装といえばツヤツヤに仕上がるものであったはずですが、そこにつや消しが加わるだなんて矛盾していると思うかもしれません。
しかし名の通り、キャンディ塗装を済ませた後につや消しを行うことで、表面をマットに仕上げられるのがこちらの塗装の魅力。金属風に仕上げたい箇所にこちらの技を取り入れると、リアルな質感が再現できたり、ガンプラ表面全体をつや消しすると、幻想的なサラサラ質感が表現可能です。
つや消しはマット塗料を吹き付けるか、細かな部位だと細いヤスリで磨くという方法もあります。
塗装に失敗した時は
乾燥時間が足りなかったり、塗料がブツブツになってしまったりとガンプラの塗装に失敗した時は、塗料を剥がすことができます。
方法はカラーうすめ液を剥がしたい塗装部分につけて、ラップで巻いて置いておく。もしくは器に張ったうすめ液に浸けておくだけ。時間が経つと塗料が剥がれてきます。
必ずゴム手袋を嵌めて換気を行いながら、素手で液に触れないようにしましょう。
塗装を行う時の注意点
水性とラッカー系塗料の違いについて
塗料は水性とラッカー系の2種類がよく使われています。これらの違いについて、水性のメリットはニオイが少なく乾燥前であれば水に溶けるという点。デメリットはムラと泡ができやすく、乾燥時間が長いこと、上に塗る塗料に溶けやすいことなどが挙げられます。
一方でラッカー系のメリットは伸びがよく塗りムラができにくいことや、塗料の乾きが早いこと。デメリットはニオイが強いこと、使用後のうすめ液の処分が大変なことなどが挙げられるでしょう。
部屋の換気があまりできない方であれば水性も好まれていますが、そうでなければラッカー系の方がキャンディ塗装には向いています。
シンナーの扱いに気をつける
ラッカー系の塗料などを使うので、シンナーの扱いには充分に気をつけなければなりません。
ガンプラの塗装作業を行う際は必ず換気が行える部屋で窓を開け、空気の循環を行いましょう。それでもニオイはこもりがちなので、塗装マスクを装着して作業を行うのもおすすめです。
プラモデルを買取へ出す方法
塗装のやり方も覚えて、プラモデルをたくさん購入!
しかしついつい買いすぎてしまい、積みプラになってしまうことも。
ぜひそのプラモデル、お宝創庫へ買取に出してください!
お宝創庫では、専任の買取スタッフが、1体1体アナタのプラモデルを査定します!
まずはいくらで売れるか、LINEでチェック!
写真と簡単な情報を送るだけでOK!
買取金額に納得ができたら、いざ買取へ!
【全国対応/宅配買取】
お宝創庫の宅配買取は全国対応!
好きな時間・場所から買取に出せる!
もちろん送料・ダンボールも無料!
迷ったら宅配買取がオススメ!
【愛知県内全域/出張買取】
愛知県内であればどこでもOK!
出張費用もかかりません!
プラモ以外に買取へ出したい方にピッタリ!
【店頭買取】
その場で査定から買取まで対応!
スピード買取なら店頭がオススメ!
プラモデルを買取に出すなら、お宝創庫で決まり!
ご利用お待ちしています!
まとめ
今回はガンプラに施すとイメージをガラリと変えるキャンディ塗装のやり方について紹介しました!
今後もプラモデルに関するさまざまな記事を投稿していきますので、楽しみにお待ち下さい。
▼次に読みたいオススメガンプラ記事
▼お宝創庫公式Twitter
お宝創庫がYouTube界に進出にゃん🎉
記念すべき最初の動画は「今でも強い遊戯王カード5選」
久しぶりに遊戯王復帰する方に向けて作成したにゃん♪これから定期的に投稿していくのでお楽しみに!!
やってみて欲しい企画があればぜひコメントお願いしますにゃん😻✨https://t.co/eX0VCzToRd— 【公式】お宝創庫@おたねこ🍥 (@otasou_mktg) May 15, 2022
大人気プラモデルYouTubeチャンネル「香坂きのと模型人ーもけんちゅーTV」で、お宝創庫グループの「メディオ!西市店」が取り上げられました!
店内を嬉しそうに見て回る香坂きのさんは必見です!
ぜひチェックして下さいね!