プラモデル初心者でもはじめられる塗装!
この記事の目次
プラモデルの塗装を始めてみたいけど、やり方がわからない。
そんな方に、この記事では初心者でもはじめられる簡単な塗装方法を紹介します。
まずは初心者でもわかりやすいように基本から解説、それぞれの道具の特性を元に部分塗装や筆塗りについても説明します。
「あの色にカスタムしてみたい」「こんなカラーリングだったらいいのに」という理想に近付けるよう、この機会にぜひ一度、自分好みのカラーを選んでプラモデルをカスタムしてみませんか。
プラモデル塗装の基本を知る
プラモデル塗装にはいくつかの塗装方法があり、初心者でも取り組みやすい塗装方法といえば「ガンダムマーカー」か「筆塗り」塗装です。
この2種類の塗装方法の特徴についてまずは紹介しましょう。
ガンダムマーカー
プラモデルの定番といえばガンプラですが、その多くがランナーと呼ばれるフレームのカラー一色でできており、そのまま組み立てると細部までは再現ができません。
とりあえずは組み立てることから始めたプラモデルも、何体か組み立てていくうちに「原作に近付けるため、ここのパーツの色を変えたいな」と思うところが出てくることもあるでしょう。
そんな時に“ちょっとだけ塗装”できるのが、ガンダムマーカーです。
ガンダムマーカーはその名の通りマーカーで作られた塗料で、ペンと同じ要領で塗れます。
特に部分的に塗装することに長けており、パキッと綺麗に仕上がります。
単色で必要なカラーを選ぶこともできますが、「ガンダムマーカー ベーシック6色セット」や「ガンダムマーカージオン軍6色セット」のような、必要カラーがセットになったものも展開されているのでお好みで。
1本220~330円くらいの価格で手に入るので、初心者でも揃えやすいです。
筆塗り
プラモデル塗料のコーナーに行くと、色とりどりの塗料が売られているのを目にしたことがあると思います。
その塗料から好きなカラーを選んで、筆で施していくのが筆塗りです。
塗料は一瓶で10mlほど入ってガンダムマーカーほどの価格で手に入るので、頻繁に組み立てるモデラーであればコスパのいい塗料です。
綺麗に塗装しようと思うとマーカーよりはムラになりやすく、塗装時間もかかります。
ですがそういった難易度が高いという点を除いては、他にもいくつかメリットがあります。
筆の扱い次第でニュアンスが出せるほか、 塗料を混ぜ合わせることで絶妙なカラーを引き出せるので、戦車や軍艦など、汚れや使い込んだ要素を表現したい時などは自分の理想の仕上がりに近付けられる可能性があります。
また、筆の太さや形状を変えることもできるので、塗り方の幅も広がるという利点も備えています。プラモ初心者でもマーカーの塗装に慣れてきたら、筆塗りを試してみてはいかがでしょうか。
ガンダムマーカーで部分塗装
ガンダムマーカーは、細かいパーツに色を施す際にオススメの塗装方法です。
完全に色分けできていない関節や武器などはグレー一色のことが多いので、そういった所謂「部分塗装」に向いています。
隠れてしまうパーツにこそ拘りたいという方にオススメ。
初心者の方はまずはガンダムマーカーで塗装しましょう。
塗装方法
① マーカーはよく振っておく
ガンダムマーカーを使う前には一度、蓋をした状態で50回ほどよく振りましょう。
新品のものや、しばらく使っていなかったものだと中の塗料が分離している可能性もあるからです。
分離していると塗っても色がきれいにつきません。
② 別の場所で試す
よく振った後は直接プラモデルに塗り始めるのではなく、一度塗料皿など別の場所に少し出して試しておきましょう。
この手順があるだけで、均一で綺麗に仕上がります。
インクの出し方は塗料皿を用意し、ペン先の角度に合わせて皿に押し付けます。
塗料が出てきたら押し付けるのをやめてOK!そのまま塗り進めていきましょう。
ちなみに塗料皿は他に代用できそうなものがあればアルミホイルなどでも代用できますが、破れないように注意を。
③ パーツはランナー部分を持ち手にしてカット
小さなパーツは塗りにくいものです。
そんな時は、パーツを囲う縁のランナー部分を残してカットすることで持ち手にする、という方法があります。ランナー部分もニッパーなどを使えば簡単にカットできます。
④ 塗装する
それでは塗装を始めますが、面積が広い時はマーカーの幅の広い部分を使って塗ります。逆に、細かく塗りたい時はマーカーの先端を使うことで細かく塗れます。
ペン先では処理しきれないような、より細かい部分は爪楊枝の先にマーカーの塗料をつけて塗っていくのもよし。
パーツは先端から塗り進めるのがいいでしょう。
注意点
マーカーを使う際は、塗料が乾く前に手早くそのパーツの箇所全体を塗装することが大事です。一度塗って乾燥した塗料に塗り重ねを行うと、塗装をはがしてしまう可能性があるので要注意です。
基礎の筆塗り
プラモの塗装初心者でも、マーカー塗りをしていると、もっと細かな表現やニュアンスを出したいと思うようになるはずです。
いきなり色数を揃えるのは大変かもしれないので、まずは単色からでもOK。
筆塗り初心者の方は、思い切ってチャレンジしてみましょう。
塗装方法
① 準備すべきは使えそうなもの
太い筆や細い筆といった、塗装したいパーツに必要になりそうな太さの筆数本。プラモ用の塗料、塗料皿などを用意しましょう。
その他、塗料を混ぜるための調色スティックや希釈するためのスポイトなど。
使えそうなものであれば何でも道具として使いましょう。塗料皿など、100均で手に入るものもあります。
最後に塗りムラを削り落とすのであれば、紙ヤスリやコンパウンドも必要です。
② どんなプラモデルかチェック
プラモデルのパーツは金型に樹脂を流し込んで作られていますが、かつてはプラパーツと金型が剥がれやすいよう、離型剤を使用していました。この離型剤は塗料を弾いてしまうので、落とす必要があります。
古いプラモデル、もしくは海外メーカー製のものは台所洗剤など中性洗剤を使用して、離型剤を洗い流しておきましょう。
③ 塗料の準備
塗料はアクリルと溶剤で分離しているので、調色スティックなどの棒状のものでしっかり混ぜておきます。
この時点で塗料の濃度が高いと感じたら、うすめ液で希釈します。
希釈の比率は塗料:うすめ液で見た時に、ラッカー系1:1~1.5、水性アクリル1:0.0~0.5、エナメル1:0.5~1.0 あたりが目安になります。
④ 塗装する
ラッカーの時と同様、パーツはランナー部分を持ち手にしてカットすることで塗りやすくなりますが、既に組み立て済みのプラモデルであれば細かな部分から塗り進めて、広い面は一気に塗ります。
細かな部分は細筆を使用したり、広い面は大きめの平筆を使用するなど筆の大きさを変えると塗りやすくなります。
表面に塗りムラが残らないように、広い面は縦・横・斜めと重ねて塗っていくと筆ムラが無くなりやすいので、手早く筆を進めましょう。
⑤ リカバリー
塗料の種類にもよりますが、1~2時間ほど経って完全に乾いたら、塗りムラをかなり目の細かい紙ヤスリで削り落として、コンパウンドで磨いて完了です。
パキッとした仕上がりにしたい時は、同じ工程でもう一度塗り重ねましょう。
注意点
塗料を使う時は換気をしっかり行いましょう。換気扇があればいいですが、なければ窓を開けて空気が入れ替わる環境で作業を行ってください。
換気にプラスしてマスクもあれば安心です。
まとめ
プラモデル初心者でもはじめられる塗装について解説しました。
この記事を参考に、プラモデルの塗装にチャレンジして楽しんでください!
また、組み立てていないプラモデルや組み立て済みのプラモデルはご自宅にありませんか?
プラモデルは買取店でお売りいただけます。
未開封のものはもちろん、完全に組み立てたものであればお売りいただけることも多いので、ぜひ一度気になる事があればご相談ください。
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