【初心者向け】プラモデルに使える自作塗装ブース紹介!
この記事の目次
これからプラモデルの塗装に挑戦したいという方が、最初に悩まれるのが「塗装ブース」なのではないでしょうか?
実際に購入しようとすると、高額な塗装ブースが多く、萎縮してしまうなんてことも・・・。
そのような方のために、今回は簡単に作れる自作塗装ブースについて記事にしました。
100均商品で作れる超格安自作塗装ブースから、約5,000円で作れる本格自作塗装ブースの作り方までまとめていますので、ぜひ最後までチェックしてください。
そもそも塗装ブースはなぜ必要なの?
ラモデル用塗料や接着剤にはシンナーが入っており、臭いも強く、人体にも有害です。
そのためシンナー臭を外に吐き出し、塗料の飛散を防ぐ塗装ブースが必要になってきます。
基本的な自作塗装ブースの作り方
塗装ブースを自作する際には、基本的に下記の物が必要になります。
■塗装に使用する箱
収納ボックスや折りたためるコンテナ、段ボールなど
■換気扇
充分に排気が出来るもの。台所用など、家電量販店やホームセンターでも購入できます。
■ダクトホース
排気用のパイプです。
塗装ブースを窓付近に設置できる場合、ファンの空気を直接外に出せるため、用意する必要はありません。
■塗装ブース用のハニカムフィルター
塗料の吹き付ける勢いをなくし、四散を防ぐために必要になります。
■換気扇用フィルター
換気扇やダクトへの塗料の付着を防ぎ、長く使用できるようにするためのフィルターです。
材料を準備できましたら、下記の流れで作成していきます。
- 収納ボックスや段ボールなど、土台となる箱に、換気扇もしくはダクトを取り付ける穴をあける。
- 穴をあけた場所に換気扇またはダクトを取り付ける。(換気扇の場合は、接着剤や両面テープで穴をあけた場所にくっつけてもOK)
- 換気扇にダクトを取り付ける。※必要がない場合は省略。
- 取り付けた部分に換気扇用フィルターを付ける。
- ハニカムフィルターを通気口から少し離した場所に取り付ける。
- 完成!
作成のポイント
エアブラシの距離を考えて、塗装ブースの長さを決めましょう!
ちょうど空気が流れ込む位置をみつけて塗装することで、効率よく換気や塗装を行えます。
付けている換気扇に比べて、塗装ブースの長さが足りない場合は、段ボールなどで長さを足してあげましょう。
自作塗装ブースに関するQ&A
Q:塗装に使用する箱に換気扇とダクトどちらを付けた方がよいですか?
A:ダクトを塗装に使用する箱に取り付け、換気扇を外に出した方が換気の威力は高いです。
しかし窓が大きくない場合や、使っていないエアコンの室外機の穴を使用したい場合は換気扇を塗装に使用する箱に付けても問題はありません。
Q:塗装ブース用のハニカムフィルターはどのようなものがよいですか?
A:塗装専用のハニカムフィルターも市販されていますが、猫の爪とぎ段ボールでの代用も可能です。
またお金をかけたくない場合は、厚手の段ボールをカットして重ねることで自作もできます。
Q:自作するメリットは何ですか?
A:メリットはご自身の生活スタイルにあった、「換気性能」「価格」「デザイン」などを決められます。
ご自宅にあるモノだけで安く作ることや、換気性能の高い塗装ブースなども作れます。
もちろんご自身の使いやすいように随時カスタマイズできるのも魅力です。
自作塗装ブースの作成例
100均商品と段ボールだけで作る超格安塗装ブース
《このような方にオススメ》
- 初めてプラモデルを作る方
- 年に1~2回程度プラモデルを作る方
- 多くの塗料を使わない方
【必要な材料】
■段ボール(無料)
→塗装スペース用の段ボール、ダクトホース用に作成する段ボールが必要になります。
■ハンディ扇風機×1個
■ネコの爪とぎ段ボール×1~2個
■換気扇フィルター×1個
※購入品は全てダイソー商品を参考にしています。
※ハンディ扇風機のみ550円(税込)です。
作り方は先ほど説明したようにシンプル!
段ボールをカッターなどでカットして、ハンディ扇風機をはめ込むだけ。
段ボールを筒状にしてつなげることで、ダクトホースとして使用できます。
ハンディ扇風機の前に、レンジフードフィルターを接着剤でくっつけ、サイズに合わせてネコの爪とぎ段ボールを設置すれば準備完了です。
5,000円以内で作る本格塗装ブース
《このような方にオススメ》
- 本格的に塗装を行っていきたい方
【必要な材料】
■段ボール
■パナソニック(Panasonic) パイプファン 排気形 (プラグコード付) FY-08PD9(税込参考価格3,001円)
■フレキシブルダクト100MM(直径)2M(長さ)(税込参考価格1,139円)
■ハニカムフィルター(税込参考価格550円)
■換気扇用フィルター(税込参考価格110円)
ダイソーやセリアなどの100円ショップで購入できます。
参考価格合計:4,800円
換気扇は電源コードが付いているタイプになるため、場所を選ばず設置しやすいのが特徴です。
また予算に余裕がある場合は、ダクト幅が150mmのダクトホースか、風量がより強い換気扇を用意することで、換気性能が上昇します。
オススメ塗装ブース紹介
ここまで自作での塗装ブースの作り方を解説してきましたが、
「自作のやり方も分かったけど、やっぱり市販されているモノがいい!」
そんな方のために、オススメの塗装ブースを紹介していきます。
スプレーワーク ペインティングブースII(シングルファン)
■サイズ:40×30×33cm(収納時)、40×30×53cm(展開時)
■税込価格:18,480円
プラモデルやミニ四駆を発売している、「株式会社タミヤ」が発売している塗装ブースです。
シロッコファンという静音に優れたファンが付いており、周りを気にすることはなく塗装を行えます。
購入された方の評価も高く、初めて塗装ブースを購入したいという方にはピッタリです。
スプレーワーク ペインティングブースII(ツインファン)
■サイズ:40×30×33cm(収納時)、40×30×53cm(展開時)
■税込価格:27,280円
こちらはシロッコファンが2つ付いたタイプです。
そのため吸引力がより高く、シングルファンのものに比べて、塗装時に発生する臭いなども軽減できます。
ファンはそれぞれ独立した電源が付いているため、一つだけ可動をさせることも可能。
静音に優れているシロッコファンのため、2つファンをつけていても騒音は気になることもありません。
マンションに住んでいる方や、小さなお子様がいる方などにはピッタリな塗装ブースですね!
まとめ
今回は自作塗装ブースについてまとめてみました。
自作塗装ブースの魅力はなんといっても、プラモデルと同様に、作り手次第でさまざまな塗装ブースを作成でき、改良も重ねていける点です。
ぜひこの記事を参考に、快適なプラモデルライフを送ってくださいね!
今回の記事作成に、参考にしましたYouTube動画を紹介します。
現在、「なべさんのチャンネル」とお宝創庫がコラボをした動画も上がっていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
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