【初心者向け】ガンプラの基本的な作り方!順番やコツまとめ
この記事の目次
ガンプラの基本的な作り方について順番やコツを初心者向けにまとめました。
ガンプラの作り方が知りたいという方向けに、まずは基本的な流れや上手くつくり上げるコツについて詳しく解説します。
初心者におすすめのプラモデルも3種類ご紹介しているので、そろそろ本格的に組み立てを始めたいと考えているようであれば参考にしてください!
ガンプラを作ってみたい!そんな方に
ガンプラに憧れがあるものの、難しそうだと感じたり、手順がわからないなどの理由でなかなか始められない。そんな方は多いのではないでしょうか。ガンプラ=塗装や改造を加えたオリジナルのモデルに仕上げるイメージを持っている方も、素組みから始めることでいつの間にかいろいろなアレンジが加えられるようになります。
まずは最も重要な組み立てること。そして綺麗に仕上げるコツを基本に、2〜3回目からはスミ入れやツヤ消しにも挑戦できるよう、ガンプラの作り方を解説します。一番最後の項目では、初心者におすすめのガンプラもいくつかご紹介しているので、そちらも併せてチェックした上でトライしてみましょう!
早速次の項目では、ガンプラの組み立てに必要な道具からご紹介します。必要最低限、道具を揃えるところから始めてみてください!
組み立てに必要な道具
ガンプラの組み立てに必要な道具をご紹介します。
ガンプラの組み立てに必要な道具一覧
- ニッパー
- ヤスリ
- デザインナイフ
- ピンセット
- 綿棒
- つまようじ
- キッチンペーパー
あると便利な道具
- カッターマット
- パーツ・オープナー
これらがあれば、ガンプラを素組みすることができます。あると便利な道具としてカッターマットとパーツ・オープナーを挙げましたが、カッターマットはデザインナイフを使う際にデスクを傷つけないよう下に敷いておくものなので、用意が難しいようであれば不要な雑誌などでも代用可能です。100均でも買えるので、お近くの店舗を覘いてみてください。
パーツ・オープナーは、間違ってパーツをはめ込んでしまった時に差し込んで使える便利な道具で、ひとつ持っておくと重宝します。
これらの道具は、作り方を確認した上で本当に必要かどうかを決めていくといいでしょう。それでは次の項目から、実際にガンプラの作り方をチェックしていきましょう!
ガンプラの基本的な作り方~素組み編~
ガンプラの基本的な作り方について素組みから解説します。素組みとは、パーツをランナー・ゲートから取り外して、切り離した跡をきれいに整えて組み立てる。いわゆる、「説明書通りに組み立てる」ことです。※ランナーとはパーツがついた枠のことで、ゲートはランナーとパーツを繋いでいる部分のことを指します
開封を行う
ガンプラの箱を開封しましょう。セット内容に書かれているものがすべて揃っているかどうかを確認しましょう。主にパーツがついたランナー一式、デカール、取扱説明書が入っています。
取扱説明書の見方について
ここではガンプラの作り方についておよその流れをご紹介していきますが、個々で組み立て方が異なるので、取扱説明書も確認しながら作業を進めてください。
取扱説明書を確認すると、パーツを示す表記として「G1」のような記載があります。これはガンプラのパーツがついたランナーの番号を指し、「G1」の表記があるすぐそばに使用するパーツがついています。
パーツを切り離す
それでは実際にランナー・ゲートからパーツを切り離していきましょう。ゲートとパーツを繋いだ部分を「ニッパー」を使って切り離していきますが、ギリギリのところをカットしないよう、1〜2mmほど少し離してカットするのが失敗しないコツです。
ギリギリでカットすると、パーツ本体に傷がつくリスクがあるので、少し余裕を持たせてカットします。ニッパーの平らな面をパーツに当てながら作業を進めると、失敗がありません。切り離したパーツは失くさないよう、トレーなどに入れておくといいでしょう。
ヤスリで整える
パーツを切り離した際にゲート部分を1〜2mmほど残してカットしましたが、この部分を綺麗に整えるためにヤスリを使います。ヤスリはスティック状・スポンジ状・耐水ペーパーといったいくつかの種類があり、初心者であればスティック状のものが使いやすいです。
ただし曲面パーツを整える必要がある場合、固いスティック状のヤスリをあてて削ってしまうと、曲面が平面になってしまうため注意が必要です。曲面パーツに関しては、柔らかいスポンジ状のヤスリを使って、曲面状に整えるようにしましょう。
ヤスリには番号(番手)があてられており、数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなっています。使用する際は、数字が小さく目の粗いもので大まかに削り、数字の大きな目が細かいもので整えて仕上げます。
ガンプラでは400番と600番、2種類のヤスリが使いやすいとされていますが、整えていく中で使いやすい番手を選んでいくといいでしょう。ヤスリは最低でも、2〜3種類の番手のものを持っておくと作業が進めやすいです。
パーツを組み立てる
取扱説明書を確認しながら、パーツを組み立てていきましょう。パーツを切り離したりヤスリで整える過程でも、どの位置にくるパーツなのかを把握しながら作業を進めていくと、スムーズです。ガンプラは接着剤がなくても組み立ては可能なので、素組みでは、嵌め込んでいく組み立てのみで仕上げていきます。
デカールを貼る
パーツにデカール(シール)を貼っていきましょう。(※パーツによって、デカールを組み立て前に貼った方がいいと判断した場合は、先に貼っておくのも手です)使いたいデカールを台紙ごとデザインナイフでカットします。
ピンセットで台紙ごとカットしたデカールを掴んだら、ピンセットから離してぬるま湯を入れた器に浮かべましょう。数秒間浸したら、台紙ごとカットしたデカールをピンセットで掴み、取り出します。取り出したデカールは、デカールが貼ってある方を上にして、キッチンペーパーの上に置きましょう。1〜2分ほど放置することで、糊が溶けるのを待ちます。
ピンセットで台紙ごとカットしたデカールを掴んで、ガンプラパーツの貼りたい位置へ近付けたら、デカールを横に滑らせるように貼りたい位置へ移動させましょう。糊が乾くと位置が定着するので、濡れている間に位置を決めます。微調整を綿棒で行いながら、余分な水分を綿棒で吸い取ったら貼り付け作業の完了です。
綿棒では馴染ませることができないような細かな部分には、つまようじを使うといいでしょう。これで基本的なガンプラの作り方の作業手順は完了しました。
ガンプラの基本的な作り方~接着・塗装編~
ガンプラの素組みができるようになれば、きっと接着や塗装もやってみたくなるはずです。ここでは上級者向けとして、素組みの次におすすめの作り方を簡単に解説します。
接着
ガンプラを組み立てるにあたって接着剤を使うと、しっかり固定できます。そのほかにも、パーツ同士の隙間をなくして合わせ目消しになるなど、接着剤の使用にはいくつかのメリットがあります。素組みに慣れた次のステップとして、トライしてみてください。接着剤は素材に合ったものを選ぶ必要があります。関連記事も併せてチェックしてみてください。
スミ入れ
スミ入れといって、ガンプラの分割線にスミを入れることで、よりリアルな立体感を出せる技があります。素組みを済ませた次の段階に取り入れやすい作業なので、挑戦してみてはいかがでしょう。
スミ入れにはペン・筆ペン・塗料と3つの作業方法があり、初心者であればペンを使った方法が手軽でおすすめです。ペンはガンプラ売り場と同じ場所に並べて売られている場合がほとんどです。
質感を変える
パーツ表面のテカリをマットな質感に変えることもできます。色を選ぶ必要がないので塗装よりはトライしやすいため、トライしてみてはいかがでしょう。この作業では、缶スプレー式のつや消しトップコートを使います。
塗装
ガンプラを作る上で塗装までできるようになったら、一気に理想のオリジナルモデルを再現できるようになります。専用のマーカーを使う方法であれば、初心者でも気軽に始められます。
筆塗りであれば、塗料同士を混ぜてこだわりのカラーに仕上げることができるのがメリット。白を混ぜてパステルカラーの塗料を作り出してみたり、クリア素材に合わせて使えるクリアカラーの塗料に挑戦してみるのもいいでしょう。
ガンプラを作る時のコツ
ガンプラを作る時に知っておきたい、上手に仕上げるコツをご紹介。
パーツの位置を把握しながら作業を進める
パーツを組み立てる項目でも少し触れましたが、パーツを切り離したりヤスリで整える過程で、その都度パーツの位置を把握しながら作業を進めていくと作業がスムーズです。
嵌め込んでから向きが逆であることに気付いた場合に取り外すことはできますが、パーツによっては分解するのが難しい場合もあり、強い力を加えると壊してしまう可能性もあるので注意しましょう。分解作業には、パーツ・オープナーを使うことをおすすめします。
ジオラマを取り入れるのもおすすめ
ガンプラを組み立てたものの、何だか思っていたような仕上がりにならない。特に写真に収めた時に、そう感じることがあるかもしれません。そんな時は、ジオラマを取り入れるのもおすすめです。エフェクトや砂漠などを自作して、ガンダムと一緒に並べてみましょう。材料は100均でも揃う場合があります。
本を参考にする
ガンプラの作り方をもっと本格的に知りたい。ガンプラについてもっと詳しくなりたい!そんな時は、本を参考にするのも手です。「いちばんやさしいガンプラエアブラシ塗装 超 入門」や「とにかくかっこいいガンプラの作り方」など、専門的な本が発刊されているので、ぜひチェックしてみてください。
初心者におすすめのガンプラを3体紹介!
最後に、初心者におすすめのガンプラを3体ご紹介します。
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)ENTRY GRADE 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア νガンダム
EGシリーズのガンプラはパーツごとに色分け済みで、且つニッパーを使わず手でランナーから部品が取り外せる「タッチゲート」仕様になっています。ニッパーなどの道具を用意する必要なく、ある程度のガンプラの仕組みが把握できるので、初心者におすすめ!こちらは1/144スケールの逆襲のシャアで、特に人気があるモデルです。約1,000円程で買える手軽さも魅力。
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)ENTRY GRADE ガンダムビルドメタバース ラーガンダム
ガンダムビルドシリーズの10周年記念映像「ガンダムビルドメタバース」の主人公機であるラーガンダム・モデル。EGシリーズのため、デカールの貼り付け不要と初心者向け仕様でありながら、落ち着いた色合いでやや高級感のある仕上がりに期待できます。価格は税込1,420円。
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)HG 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ガンダムエアリアル(改修型)
HGシリーズのガンプラは、パーツ数が少なめで、比較的組み立てが簡単です。ガンプラの入門として選ぶなら先述したEGシリーズか、こちらのHGリーズがおすすめ。通常版に加えて、HGUC(ハイグレードユニバース)やHGCE(ハイグレードカスタム)といった、さまざまなバリエーションが展開されているのできっと集めたくなるはず。価格は税込1,700円です。
まとめ
今回はガンプラの基本的な作り方について順番やコツを初心者向けに解説しました。
今後もガンプラに関するコラムを投稿していきますので、楽しみにお待ち下さい!